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ケイト・ブッシュが87年にデヴィッド・ギルモアらとの共演で「神秘の丘」を披露した貴重なライヴ演奏をトニー・フランクリンが振り返る

2022/06/30 17:50掲載
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Tony Franklin recalls playing
Tony Franklin recalls playing "Running Up That Hill" with Kate Bush & David Gilmour
ケイト・ブッシュ(Kate Bush)が1987年にデヴィッド・ギルモア(David Gilmour)らとの共演で「Running Up That Hill(邦題:神秘の丘)」を披露した貴重なライヴ・パフォーマンスを、この演奏に参加したベーシストのトニー・フランクリン(Tony Franklin)が、自身のYouTubeチャンネルに投稿したビデオの中で振り返っています。

1987年3月に英ロンドンのロンドン・パラディアムで行われたもので、ラインナップはケイト・ブッシュ、デヴィッド・ギルモア、トニー・フランクリン、スチュアート・エリオット、ケヴィン・マカレア。

この曲は現在、Netflixの人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の最新シーズンで大きく取り上げられたことで欧米で大ヒットしています。

「ケイトとあの曲への関心がかなり復活しているんだ」とフランクリンは語っています。「多くの人がこの曲に関する情報を探していて、この曲について僕に連絡をくれた人がたくさんいたんだ。僕の知る限り、あの曲のライヴ演奏は、当時としてはこれしかないと思う。

デヴィッド・ギルモアから突然電話があったんだ。信じてくれ、そんなことは毎日起こることじゃないんだ。彼はとてもチャーミングで、まさにあなたが想像しているような、とても穏やかで、とても親切で、とても礼儀正しい、とてもイギリス人らしい人なんだ。電話口での彼は、まさにそんな感じでした。ケイト・ブッシュと一緒にロンドン・パラディアムでやるライヴについて話してくれたんだ。

ロンドン・パラディウム......それで十分だった。そして、ケイト・ブッシュとの共演。僕はすでに彼女の大ファンだった。デヴィッド・ギルモアがケイトを見出したのは、彼女が16歳のときだったと記憶している。彼は彼女がEMIと契約するのに尽力し、それがその後のすべてにつながった。二人はとても親密な関係だったんだ」

フランクリンは、この曲へのアプローチについて、オリジナルを尊重しながらも、フレットレスで独自のアレンジを加えたことを明らかにしています。当時はリハーサルをする時間はあまりなかったという。

「2、3回やって終わりだったと思う。とても早く終わったように記憶しているよ。僕たちは皆、何をするかわかっていた。ただ、そこに行って、それをやっただけなんだ」

このパフォーマンスのYouTubeビデオのコメント欄には「デヴィッド・ギルモア、ケイト・ブッシュ、そしてあの美容師の3人の素晴らしい才能のショーケースだ」と書かれており、フランクリンは「YouTubeのコメントを見るのが好きなんだ。誰も僕の名前を知らなくても、美容師として僕を称賛しているんだ」とコメントしています。

■パフォーマンス映像


■トニー・フランクリンによる解説