セックス・ピストルズ(Sex Pistols)のメンバーとして「Anarchy in the U.K.」を発表したギタリストの
スティーヴ・ジョーンズ(Steve Jones)。録音したとき、「アナーキー」という言葉の意味を知らなかったと告白しています。
ジョーンズは最近、ポッドキャスト『Rolling Stone Music Now』に出演した際、「当時、俺はかなり読み書きが苦手だった。自慢じゃないけど、そういうものだったんだ。それに歌詞を聴いたこともないしね」と話しています。
ジョーンズは、
ジョン・ライドン(aka ジョニー・ロットン/John Lydon)が発した言葉を理解できなかったものの、「Anarchy in the U.K.」で伝えようとしたメッセージは概ね理解していたという。
「彼が何かを訴えていることは分かっていた。俺にとっては、すべてが最高だったんだ。それが何であろうとね。昔は音楽に惹かれたものだ。どんなバンドでもね。たとえそれがポップソングであってもね。キャッチーさに惹かれたり、コーラスに惹かれたりしたんだ。ボブ・ディランの曲なんかは、何を歌っているのかさっぱりわからないから、あまり聴かないようにしていたんだ。僕には知的すぎたんだ」
最近、ジョン・ライドンは「アナーキーはひどい考えだ。はっきりさせておこう。俺は無政府主義者(アナーキスト)ではない」と発言し、注目を浴びました。またライドンはエリザベス女王への支持を表明しています。
ライドンの最近の発言についてジョーンズは驚かなかったという。
「年を取ると、人は変わるものだ。すべては人生の一部だと思う。19歳の時のような子供で何も知らない時と、年を取ってからも同じ考えを持っていたら、それは愚かなことだと思うんだ。みんな変わっていくんだ。変えるのが難しいと思う人がいてもね」