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ザ・フーのピート・タウンゼント、ファンからの曲のリクエストに最初は立腹するがロジャー・ダルトリーが同意したのでユーモラスにそれを撤回

2022/06/07 14:12掲載
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The Who
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ザ・フー(The Who)のライヴ中、観客の一人が「Naked Eye」の演奏をリクエストすると、ピート・タウンゼント(Pete Townshend)は「黙れ」「リクエストは受け付けていない」と言い放つ。その後、タウンゼントはロジャー・ダルトリー(Roger Daltrey)にどの曲を演奏したいか尋ねると、ダルトリーがファンのリクエストに同意したため、タウンゼントはユーモラスにそれを撤回する羽目になり、「Naked Eye」を演奏しています。

この出来事は起こったのは、4月27日のフロリダ州タンパ公演。

この日は、ダルトリーがインイヤーモニターでバンドの音を聞くことができなくなるという技術的な問題が発生したため、「I Can See for Miles」の演奏を早めに切り上げて、問題を解決するために短い休憩に入りました。

ダルトリーとタウンゼントがステージに戻ってきたとき、彼らは次にどの曲をやるか少し迷っていたようです。そのため、最前列にいたファンの一人が、1974年の『Odds and Sods』から「Naked Eye」を演奏してほしいとリクエストする声を上げました。

タウンゼントは客席を見つめながら「いいから黙れ。“Naked Eye”のことは黙っててくれ、いいな? 俺たちはリクエストなんて受け付けていないんだ」と言い、少しトーンを落として「何度会っても、君のことが大好きだよ。君は俺のフェラーリの代金を払ってくれたんだ、きっと」と付け加えています。

観客から笑いと拍手が起こった後、タウンゼントはダルトリーに向かって何を演奏したいかと尋ねると、彼は「何でもいいよ」と答え、そしてダルトリーはユーモアたっぷりに「Naked Eye」と答えました。

タウンゼントは「結局、俺に“Naked Eye”を演奏させるつもりなのか?」と答えると、ダルトリーはただ微笑むだけでした。

その後、スタッフがアコースティックギターを持って出てきたため、タウンゼントはギターを持ち替え、「Naked Eye」を演奏しています。

ファンのリクエストに最初は腹を立てていたタウンゼントですが、演奏が終わるころには、この状況にユーモアを見出したようで、もう一度ファンのほうを向いて、ほほえんでいました。

当日のファン撮影の映像あり。