キッス(KISS)の『Destroyer』『Love Gun』、
レインボー(Rainbow)の『Rising』、
マノウォー(Manowar)の『Fighting the World』ほか6枚などのアルバム・ジャケットを手がけたアーティスト/イラストレーターのケン・ケリー(Ken Kelly)が死去。彼の友人でCoallier Entertainmentの社長兼創設者であるダニー・スタントンをはじめ、複数の関係者がケリーが亡くなったことを伝えています。76歳でした。
1946年にコネチカット州で生まれたケリーは、70年代初頭にコミックブックやホラー雑誌の制作に携わり、そのキャリアをスタートさせます。彼は70年代を通じて、Warren PublishingのCreepy誌とEerie誌の主要なカバーアーティストの一人として活躍しました。
キッスはケリーに1976年のアルバム『Destroyer』のアートワーク制作を依頼。このアルバム・ジャケットの人気により、多くのロック・アーティストがケリーに依頼するようになりました。レインボーは1976年の『Rising』を依頼し、キッスは1977年の『Love Gun』を描くためにケリーを呼び戻し、マノウォーは『Fighting the World』をはじめ1987年から2007年の間に6枚のアルバムでケリーを起用。コヒード・アンド・カンブリアは2007年のアルバム『No World for Tomorrow』でケリーのオリジナル作品をフィーチャーし、またケリーは元キッスのエース・フレーリーが2014年の発表したソロ・アルバム『Space Invader』も手がけました。
アルバム・ジャケット以外の分野では、ケリーは数十年にわたり、本の表紙からおもちゃのパッケージまで、ファンタジーにインスパイアされた彼独特のイメージを作り続けていました。
RIP KEN KELLY. You will always be a legend in the KISS world. Such a great guy, artist, friend.
Posted by Danny Stanton on Friday, June 3, 2022