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ブライアン・メイ、クイーンに大きな影響を与えたモット・ザ・フープルについて語る

2022/05/15 19:53掲載
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Queen and Mott The Hoople
Queen and Mott The Hoople
クイーン(Queen)ブライアン・メイ(Brian May)はソロ・アルバム『Another World』の再発にあわせて公開しているインタビュー動画の中で、クイーンに大きな影響を与えたモット・ザ・フープル(Mott The Hoople)について語っています。

「モット・ザ・フープルは僕らに大きな影響を与えた。彼らはある意味、僕らのメンター(よき指導者)だったんだ。僕たちはロック・グループとしてスタートしたばかり。大きなアイデアがたくさんあった。曲もあったし、プレゼンテーションのアイデアもあった。でも、ツアーに出たことがなかった。幸運なことに、当時ビッグバンドだったモット・ザ・フープルのサポートとしてツアーに出ることになったんだ。実際、彼らは解散していなければもっとビッグになっていたはず。ストーンズのような存在になっていたかもしれない。

僕らは彼らをサポートし、イギリス全土で彼らのためにオープニングを行い、商売を学び、観客との付き合い方を学んだ。僕らには大きなアイデアがあったけど、当時はまだ早熟な少年だったんだ。モット・ザ・フープルがステージに登場すると、会場全体がどよめいたのを覚えているよ。それは、そのように設計されているからなんだ。

僕が設計されていると言っているのは、観客と接するために必要な作業を行うからなんだ。ただぶらぶら歩いて、何かが起こることを期待しているわけではない。少なくとも、僕たちはそうしてきた。観客を興奮させ、感動させ、奮い立たせる機会があるんだよ。彼らはそれをやっていた。彼らは何度も何度も......そして、会場全体が沸き立つんだ。

ピアニストとしてのイアン・ハンターは、キーボード奏者としてそれを実現できる人はあまりいないけど、彼はそれを...Ding, ding, ding, ding, ding, ding, ding, ding, ding, ding...とやったんだ。そして“All The Way From Memphis”で、ギターがあんな風に入ってきたとき、“ああ、これこそ僕がやりたいことだ”と思ったんだ。ここでも、大きなインスピレーションを受けたんだ。

それで、このアルバムで“All The Way From Memphis”をやったんだ。大好きな曲だよ。イアン・ハンターの言葉を少し引用させてもらった。僕は彼を心から大好きなんだ」