Perry Farrell and David Bowie
ジェーンズ・アディクション(Jane's Addiction)の
ペリー・ファレル(Perry Farrell)は、
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の個人的な連絡先を見知らぬ人に誤って2回提供してしまったことがありました。出演したラジオ番組の中で振り返っています。
ファレルはスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンと共に米ラジオ番組『he Howard Stern Show』に出演した際、ボウイに関するエピソードを披露しています。
「昔、携帯電話が普及し始めた頃、僕はブラックベリーを持っていたんだ。空港に向かうタクシーの中にブラックベリーを忘れてしまって、タクシーの運転手がそれを取って調べ、デヴィッド・ボウイの名前を見つけたから、彼に電話をかけたんだよ」
ファレルは、タクシー運転手がボウイに電話をかけ続けたことでボウイから叱責を受けることになったと明かしています。ペリーは「“僕じゃないんだ。そいつが迷惑をかけているのは申し訳ないけど、タクシーに携帯を忘れたんだ”と言って許してもらったんだ」と言っています。
ところが話はそれで終わりませんでした。ファレルは続けます
「こっちはインターネットが始まった頃の話で、僕はメールのBCCが何なのか知らなかったんだ。
ある人たちが湖を救うのを手伝ってくれないかと僕に頼んできたんだ。僕はとても興奮して、“僕は利他主義者だから、世界の役に立ちたい”と思い、“デヴィッドもやりたいかどうか聞いてみよう”と思ったんだ。
それで彼にこのメールを送って、“デヴィッド、魚を救うのを手伝ってよ”って言ったんだけど、僕はこのメールに300人もの人がつながっていることに気づかなかったんだ。彼から“ペリー、何やっているんだよ”って言われて、“いや、自分でも何をしてるのかわからないんだ。申し訳ありません”と言ったんだ」
ファレルはその後、ボウイに埋め合わせをする機会がなかったという。
「彼が亡くなる直前、偉大なプロデューサーであるトニー・ヴィスコンティと彼が組んだショーが予定されていたんだけど、彼は僕にそれをやってほしいと言ったんだ。それで“やっとデヴィッドと仲直りできるぞ。これはすごい。待ちきれないよ”と思ったんだ。でも本番の2週間前に彼は亡くなってしまったんだ。だから“やったぜ!今回は失敗してないぜ”って言う機会がなかったんだ」