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ハートのアン・ウィルソン、新ソロ・アルバムからクイーン/ユーリズミックス/ロビン・トロワーのカヴァーについて語る

2022/04/26 18:13掲載
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Ann Wilson
Ann Wilson
ハート(Heart)アン・ウィルソン(Ann Wilson)は新ソロ・アルバム『Fierce Bliss』で、クイーン(Queen)「Love of My Life」、ユーリズミックス(Eurythmics)「Missionary Man」、ロビン・トロワー(Robin Trower)「Bridge of Sighs」をカヴァーしています。なぜこの3曲をカヴァーすることにしたのか、米Guitar World誌の最新インタビューの中で語っています。

Q:ロビン・トロワー「Bridge of Sighs」のカヴァーをやろうと思ったきっかけは何ですか?

「ロビン・トロワーがリリースして以来、ずっとやりたいと思っていたの。ケニー・ウェイン・シェパード(Kenny Wayne Shepherd)とは、一緒に何かやろうというアイディアがあったので、やる曲のリストを作り始めて、その中のひとつが“Bridge of Sighs”だったのよ。ケニーは私より一世代若いから、彼にとって“Bridge of Sighs”のような曲をやることはロックのルーツに戻るようなもので、彼は本当にそれに応えてくれました」

Q:ユーリズミックス「Missionary Man」のカヴァーも興味深い選択でした。

「私は曲に時代を当てはめない人間なの、特に語りかけるようないい曲ならね。“Missionary Man”は、今のこの国の左派と右派の状況とも関係があると思ったのよ。一方は教義的な基盤を持ち、もう一方にはそれがない。この曲を大規模な教会の作品にしたかったので、40人のゴスペル合唱団を集めて、ただひたすら演奏しました」



Q:クイーンの「Love of My Life」のデュエット・ヴァージョンを作ろうと思ったきっかけは何ですか?

「私はもともとクイーンが大好きで、ある日『A Night at The Opera』を聴いていたら、この曲が流れてきたんです。クイーンが施したバロック調の重厚な室内楽的な処理でも美しい曲だということは分かっていたのですが、その要素から曲を外して有機的にレイアウトして、それが何なのかを見てみたいと思いました。

“男性とのデュエットでやりたい ”と思ったのは、そのときです。私の声はロックで荒々しいから、男性には天使になってもらいたかったんです。選択肢はひとつしかなかった。それがヴィンス・ギルでした」

アルバムは海外で4月29日発売。リリース元はSilver Lining Music。