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メタリカのカーク・ハメット ソロデビューEP公開&ソロ制作にバンド全体から祝福されたことに「かなり衝撃を受けた」と語る

2022/04/24 19:49掲載
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Kirk Hammett
Kirk Hammett
メタリカ(Metallica)のギタリスト、カーク・ハメット(Kirk Hammett)はソロデビューEP『Portals』をリリース。YouTubeほかで聴けます。またリリースにあわせたインタビューの中で、メタリカのメンバーがソロ・プロジェクトに着手することは、20年前には想像すらできなかったことであるため、ハメットは今回のソロ作品のリリースをバンド全体から祝福されたことに「かなり衝撃を受けた」と語っています。

有名な話ですが、ジェイソン・ニューステッドが自身のサイド・プロジェクトに取り組んでいたことが、彼と他のバンド・メンバーの間に溝を作り、それが最終的に2001年のニューステッドのバンド脱退につながりました。

ハメットは米ローリング・ストーン誌のインタビューの中でこう語っています。

「バンド全体から祝福を受けたことに、かなり衝撃を受けた。誰もが知っているように、俺らのバンドはバンド・メンバーがソロになることで素晴らしい発展を遂げてきたわけではないから、驚きだった。でも、そんなことは20年近く前に終わったことで、今はもう違う人間になっている。みんな年をとって、賢くなって、成熟したんだよ。

まあ、賢明かどうかはわからないけど、間違いなく年をとって、少しは成熟して、少しは責任感をもてるようになったんだよ。だから、20年前とは違った意味を持つようになったんだ」

「俺たちはミュージシャンではなくアーティストなんだ。倫理的にも、道徳的にも、創造的にも、誰かが自分を表現したり創造したりする機会を奪うことは間違っている。それが、今、みんなが座っている場所だと思うんだ」

「アーティスト、ミュージシャン、バンドマンとして活動できる時間がどれだけあるのか、自分たちの死期を少し意識するようになったと思う。だから、グループの寿命、グループの精神的健康、グループの創造的エネルギーなど、もっと考慮すべき重要なことは他にもあるんだ。

あいつらは俺がどこにも行かないことを知っている。メタリカは俺のベッドだ。メタリカは俺の家だ。バンドを離れるのは実りがないし、もし離れたら、俺がメタリカのギタリストだったことを毎日思い出すことになるだろうからね」