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レッチリのフリー、チャド・スミスとの不思議な関係について語る

2022/04/22 17:18掲載
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Red Hot Chili Peppers
Red Hot Chili Peppers
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)フリー(Flea)は、アンソニー・キーディスとは「兄弟のような」つながりがあり、ジョン・フルシアンテとは「とても個人的な」つながりがあるが、チャド・スミス(Chad Smith)とは不思議な関係なのだという。

フリーはポッドキャスト『Broken Record』で司会のプロデューサーのリック・ルービンに、こう語っています

「チャドとの関係は面白いよ。アンソニーとの関係はとても個人的で、兄弟のようなものだし、ジョンとの関係もとても個人的で、とても感情的で、直感的で、とてもつながりがあるんだ。でも、チャドとの関係は、バンド以外ではつるんだことがないし、一度くらい彼の家に行ったことがあるくらいなんだ」「感情的なこと、精神的なこと、悩みや願望を口にすることはほとんどない。ただ、腰を下ろして、グルーヴを叩き出すだけなんだ(笑)」

「10年前、チャドの50歳の誕生日だったかな。彼の奥さんが、彼の誕生日のためにチャドについてみんなが話しているところを撮影したんだけど、僕は“チャドと個人的に何か話すことはないだろう”と思って、変な気分になったのを覚えているよ。恥ずかしくなりそうだった...他の話すことがなかったから、僕はこう話したんだ。“ほら、チャドと僕は、こういう状況で普通なら話すような感情的な話はしないんだ。演奏しながら、お互いを見て、いつグルーヴに身を任せるか、いつ前に傾くか、いつ真ん中に座るか、彼が後ろに下がって僕が前に出るべきか、あるいはその逆か、そういうことを見極めながら話しているんだ”。

リズムの複雑さが曲を深く彩る...。僕らはそんなことを、お互いに顔を見合わせながら会話しているんだよ。その後、“なんでこうことが、クソみたいなインナーチャイルドについての話や、いくつかのクソみたいな話よりも重要じゃないように感じなきゃいけないんだ”って思ったんだ。チャドと僕が共有している美しい会話に、僕はとても感謝しているんだ。それが僕らのあり方であり、それこそが素晴らしいんだよ」

フリーは、スミスをリズムセクションのパートナーとして迎えることに、いつまでも喜びを感じているようで、彼はこう続けています。

「チャドはとてもパワフルなんだ。彼ができるダイナミックさ、可能性は、まるで象の群れのようなんだよ。物理的なパワー、ボリューム、そして強さが常にそこにある。いつでも入っていけて、僕は彼を見て“さあ、やろうぜ、クソ野郎”と思うことができる。核爆弾のように爆発するんだ。それを処理する準備はしておいた方がいいよね。それと“そろそろ本当に繊細で静かで美しくなってもいい頃だ”と思って、彼はそこにも行けるんだ。とてもダイナミックな人なんだよ。彼と一緒にいると楽しめるんだ。

チャドは本物のドラマーで、ジョン・ボーナム風のロックドラマーなんだ。彼は、僕が今まで会ったどのドラマーよりもヘヴィなサウンドを奏でることができる。だから、いろいろな選択肢があるんだ。彼と一緒に演奏していると、突然、ヘヴィになる。あるいは、その間を踊りまくって、まったく違うことをすることもできるんだ。

僕はこれまで、本当に素晴らしいドラマーと一緒に演奏する機会に恵まれてきた。アフロビートのトニー・アレンと一緒に演奏したこともある。彼は自分のキックから離れる人が嫌いで“キックの周りで踊るな、キックの上で演奏しろ”みたいな感じだった(笑)。くだらないことを言わないで。でも、トニーを愛しているから、彼の言うとおりにするんだ。トニー・アレンに怒られたくないからね(笑)」