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70年代ブリティッシュ・パンク・シーンの象徴 ジョーダン(パメラ・ルーク)死去

2022/04/05 11:41掲載
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Jordan [Pamela Rooke]
Jordan [Pamela Rooke]
1970年代のブリティッシュ・パンク・シーンの象徴であったジョーダン(Jordan)ことパメラ・ルーク(Pamela Rooke)が死去。彼女の家族が発表。66歳でした。

以下、家族からの声明より

「彼女は、故郷であるイーストサセックス州シーフォードの海からすぐの場所で、昨夜(4月3日、日曜日)午後9時に愛する家族に囲まれながら安らかに息を引き取りました・・・短い闘病生活の後、彼女は胆管癌という比較的珍しい癌で息を引き取りました。ジョーダンは素晴らしい女性で、今後数十年にわたって人々の記憶に残るだでしょう」

ジョーダンは、ワイルドなヘアスタイルと特異なメイクで、ブリティッシュ・パンクの黎明期を代表する人物でした。彼女は「パンク・ルック」に影響を与え、普及させ、視覚的にも文化的にもこのムーブメントを定義するのに貢献したと言われています。

セックス・ピストルズやスージー・アンド・ザ・バンシーズなどのバンドと関わり、アダム&ジ・アンツのマネージメントと演奏に携わりました。また、ジョーダンは映画監督デレク・ジャーマンのミューズとも言われており、彼の代表的な1977年のパンク映画『ジュビリー/聖なる年』にも主演しています。

ジョーダンは最終的にパンク・シーンから離れ、動物看護師と猫のブリーダーになりました。

なお、海外で5月に公開される、ダニー・ボイル(Danny Boye)が監督・製作総指揮を務めるセックス・ピストルズ(Sex Pistols)の伝記テレビドラマ『Pistol』では、『ゲーム・オブ・スローンズ』の俳優メイジー・ウィリアムズがジョーダンを演じることになっています。

ジョーダンの訃報を受けて、さまざまなミュージシャンなどが追悼コメントを発表しています。