HOME > ニュース >

デュラン・デュランのロジャー・テイラー、クイーンのロジャー・テイラーに会った時に言われたことやロックの殿堂などについて語る

2022/03/24 18:18掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Duran Duran - photo by John Swannell
Duran Duran - photo by John Swannell
デュラン・デュラン(Duran Duran)ロジャー・テイラー(Roger Taylor)は、クイーン(Queen)ロジャー・テイラー(Roger Taylor)に会ったとき、「いつになったら引退するんだ?」と言われたという。SPINのインタビューの中で語る。またバンドメンバーの2人と同じ名字だということ、デュラン・デュランで一番好きな曲、ロックの殿堂のノミネートについても語る。

Q:クイーンのドラマー、ロジャー・テイラーと同姓同名で、二人ともEMIに所属していたなんて、おかしいとずっと思っていたんです。彼に会ったことはありますか?

「会ったことあるよ。"“いつになったら引退するんだ?”って言われたよ(笑)。不思議なものだよね。同じレコード会社なのに、奇妙な感じだよ」

Q:バンドメンバーの2人と同じ名字というのも奇妙な感じでしょう。

「ジョン(テイラー)は一度、僕の名前をロジャー・ロジャース(Roger Rogers)に変えて、1週間ほど違う名前にしようとしたんだ。でも、それが定着せず、ロジャー・テイラーに戻ったんだけど、それ以来、ずっと混乱してるんだよ」

Q:デュラン・デュランで一番好きな曲は何ですか?

「本当に難しい質問だよね。アルバム『Rio』に収録されているものでなければならないだろうけど、いつも頭に浮かぶのは、僕たちが手がけた他の初期の作品とは全く違うので“Save A Prayer”だね。初期の曲は、ダンスフロア一色で、4人でグルーヴするような曲ばかりだったけど、どういうわけか、その中でこのようなスピリチュアルなバラードを思いついたんだ。僕が死ぬとき、“あれは本当にいい曲だった”と思う曲のひとつだよ」



Q:ロックの殿堂のノミネート、おめでとうございます。あなたたちは10年以上前から候補になっていたわけですが、今年選ばれたのは驚きだったのでしょうか?

「そうだね、サプライズだったよ、何の前触れもなかったしね。誰も“今年はノミネートされるかもしれないよ”なんて言っていない。朝になって“ノミネートされたよ”と電話がかかってきたんだ。その時、僕は椅子から転げ落ちそうになったよ」

Q:ここ数年、80年代のバンドがより多く殿堂入りしているようですが、彼らは以前から対象になっていました。今年はユーリズミックスもノミネートされていますし、自分たちの世代が評価されるのは興味深いことですね。

「デペッシュ・モードが入ったのは結構最近だと思うので、彼らが入ったときは可能性があると思ったんだ。でも、本当にわからないものだよね。だって、デュラン・デュランはロックンロールではないと思うから...僕らには少しロックンロールの要素があるけど、完全なロックンロール・バンドとは言えないよ。そこに入る人は非常に幅広いのは知っているけど、僕たちはドリー・パートンと同じくらいロックンロールだと思うね。でも、いつも本物のギターを使っていたし、ライヴはいつも僕らのストーリーの大きな部分を占めていた。80年代前半の多くのバンドが完全にエレクトロニックになっていく中で、僕らはまだバンドというものを持ち続けていたんだ」