HOME > ニュース >

ドキュメンタリー『プロデューサー ジョージ・マーティン〜ビートルズを完成させた男』が一夜限定で再上映決定

2012/12/26 11:16掲載(Last Update:2012/12/26 16:32)
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Produced by George Martin
Produced by George Martin
ビートルズ(Beatles)と共にポピュラー音楽に革命をもたらした名プロデューサー、ジョージ・マーティン(George Martin)。氏の60年以上におよぶ軌跡をたどったドキュメンタリー『プロデューサー ジョージ・マーティン〜ビートルズを完成させた男』が一夜限定で再上映決定。2012年1月10日(木)にTOHOシネマズ(関東/中部/関西/九州)にて公開されます。今回公開されるのは、50分を越える映画未公開シーンを追加収録した“完全版”。追加される映像は、本編に収録されなかった貴重なエピソード満載のインタビュー集。約50分にわたりジョージ本人、そして関係者やアーティストが語る証言の数々が収められます。

なお、“完全版”は2013年1月23日にBlu-ray/DVD発売されます。

以下は予告編映像


●『プロデューサー ジョージ・マーティン〜ビートルズを完成させた男〜[完全版]』劇場公開
2013年1月10日(木)
[上映時間] 19時20分〜
[上映場所] TOHOシネマズ
六本木/名古屋ベイシティ/なんば/天神

詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
http://wardrecords.com/movie/georgemartin.html
●『プロデューサー ジョージ・マーティン〜ビートルズを完成させた男〜[完全版]』

Blu-ray:VQXD-10049 4,980円(税込)
DVD:VQBD-10126 3,980円(税込

【作品説明】
ビートルズと共にポピュラー音楽に革命をもたらした名プロデューサー、ジョージ・マーティンの60年以上におよぶ軌跡をたどったドキュメンタリー『プロデューサー ジョージ・マーティン〜ビートルズを完成させた男〜完全版』。短縮版がTV放映されて話題を呼び、さらにロング・ヴァージョンが劇場公開されて絶賛を浴びた話題作がBlu-rayとしてリリース。特典映像を加えた真・完全版となって、遂に登場する。

1950年に『EMIレコーズ』に入社、『パーロフォン』部門の長となったジョージは1962年にまったく無名の新人グループ、ビートルズと契約を交わす。彼らは世界にセンセーションを巻き起こすが、本作では元メンバーのポール・マッカートニーとリンゴ・スターを迎え、その音楽的変遷について語っている。

「キャント・バイ・ミー・ラヴ」「トゥモロー・ネヴァー・ノウズ」「エリナー・リグビー」など、ビートルズ・ナンバーの作曲時のエピソードが語られるのに加え、彼らがアビー・ロード・スタジオで行ってきた数々の実験についても解き明かされていく。ストリングスやテープ操作、人間の聴覚では聞こえない周波数の音などを駆使して、ポピュラー音楽を進化させていく過程は、スリリングなものだ。

ビートルズの音源やフッテージ、『レット・イット・ビー』セッションの映像などを交えながら、ビートルズの崩壊についても言及されており、当事者ならではのリアルな証言は手に汗を握るものだ。

ジョージがビートルズと出会う以前、ピーター・セラーズやスパイク・ミリガンらのコメディ・レコードをプロデュースしたことで、旧来のポップ・ミュージックの先入観に囚われることがなかったことも、本編中で語られている。

ビートルズ解散後のプロデューサーとしてのキャリアについても掘り下げられており、ジェフ・ベック、ジョン・マクラフリン、デューイ・バネル(アメリカ)らがジョージとの作業についてインタビューに応じているのも興味深い。

ジョージがモントセラト島に建設したAIRスタジオの盛衰、シルク・ド・ソレイユがビートルズを題材にとったショー『LOVE』など、近年の活動についても語られている。

ジョージにインタビューするのは彼の息子であり、自らもプロデューサーとして活躍するジャイルズ・マーティン。またコメディ・チーム、モンティ・パイソンのマイケル・ペリンとのトークにおいても、さまざまな事実が明るみに出る。

『EMI』入社当時、受付嬢だった愛妻ジュディとの対話、ジョージ流のマティーニの作り方など、その人柄をも垣間見させるドキュメンタリー。この1時間半には、60年の重みがある。

さらに今回、初登場となるBlu-ray特典映像は、本編に収録されなかった貴重なエピソード満載のインタビュー集。約50分にわたりジョージ本人、そして関係者やアーティストが語る証言の数々は、単なるボーナスの域をはるかに超えた、もうひとつの『プロデューサー ジョージ・マーティン』といえるものだ。

『パーロフォン・レコーズ』での若き日の活躍、ビートルズのオーディションなどについて、ジョージ自らが深く語っているのに加え、ビートルズの作曲スタイルについて、「イエスタデイ」「フォー・ノー・ワン」などを例に挙げながら解析。ビートルズ研究に新たな1ページを記すインタビューは、コアなファンですら思わず唸らされる。

さらにジョージが手がけてきた、さまざまなアーティストの逸話も、本人の口から初めて語られる。モンティ・パイソンのマイケル・ペイリンと語る“コメディ・レコード”談義、ジミー・ウェッブ「ゲッティング・スモーラー」レコーディング時の決死のスタント飛行の思い出など、本編をしのぐと言って過言でない秘話に次ぐ秘話の連続だ。

リック・ルービン、Tボーン・バーネット、ケン・スコットら第一線プロデューサー達がジョージの手法を検証し、いかに影響を受けてきたかを語る談話も、彼の存在の大きさをクローズアップさせる。

音楽視点から描いた20世紀の歴史ドキュメントである『プロデューサー ジョージ・マーティン〜ビートルズを完成させた男〜完全版』。ポピュラー音楽を愛する者すべての生きてきた証が、この映像作品にある。


【出演】
ジョージ・マーティン
ポール・マッカトニー
リンゴ・スター
ジョン・マクラフリン
ジェフ・ベック
ジュディ・マーティン
ジャイルズ・マーティン
デューイ・バネル (アメリカ)
マーガレット・エリオット
マイケル・ペイリン

ロルフ・ハリス
バーナード・クリビンズ
スコット・リドベター准将
デヴィッド・マカルパイン [教授]
ハワード・グッドール
ミリセント・マーティン
シラ・ブラック
リストラ・オズボーン
アン・マリー・デュワー
ルーベン・ミード


【フッテージ】
ザ・ビートルズ
ポリス
ピーター・セラーズ
バート・バカラック

クリフ・リチャード
スパイク・ミリガン
ブライアン・エプスタイン


【登場楽曲(順不同)】
ザ・ビートルズ:
イエスタデイ
プリーズ・プリーズ・ミー
ベサメ・ムーチョ(EMIオーディション 1962年)
ドライヴ・マイ・カー
クリスマス・レコーディング
ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー
レイン
トゥモロー・ネヴァー・ノウズ
エリナー・リグビー(ストリングスのみ)
アイム・ザ・ウォルラス
サムシング
ミーン・ミスター・マスタード
ジ・エンド
ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス(2005年 ラヴ・ヴァージョン)
ポリス: マジック
ジェフ・ベック: ダイヤモンド・ダスト
マット・モンロー: ポートレイト・オブ・マイ・ラヴ
ジョージ・マーティン: ジュディのテーマ
リチャード・アディンセル: ワルソー・コンチェルト(『危険な月光』より)
ザ・グーンズ: アンチェインド・メロディ
マンディ・ミラー: 象のネリー
ジミー・シャンド: ブルーベル・ポルカ
ハンフリー・リトルトン: サタデイ・ジャンプ
カール・ハース&ロンドン・バロック・アンサンブル: モーツァルト・セレナーデ・イン・Eフラット・メジャー
シドニー・トーチ&ヒズ・オーケストラ: バリック・グリーン
シドニー・トーチ&ヒズ・オーケストラ: コロネイション・スコット
レイ・カソード: タイム・ビート
スパイク・ミリガン: ザ・ヒット・パレード
フランダース&スワン: ア・トランスポート・オブ・ディライト
ザ・グーンズ: アンド・ソー・イット・ウォズ
ピーター・セラーズ&ソフィア・ローレン: グッドネス・グレイシャス・ミー
アイリーン・ハンドル&ピーター・セラーズ: シャドウズ・オン・ザ・グラス
スパイク・ミリガン: ファン・ファン・ファン
ロルフ・ハリス: サン・アライズ
バーナード・クリビンズ: ライト・セッド・フレッド
ピーター・セラーズ: エニー・オールド・アイアン
ロン・グッドウィン&ヒズ・オーケストラ: 633爆撃隊
ビヨンド・ザ・フリンジ: アフターマス・オブ・ウォー
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団: 揚げひばり
ピーター・セラーズ: ソー・リトル・タイム
ピーター・セラーズ: ウィル・レット・ユー・ノウ
ミリセント・マーティン: ザット・ワズ・ザ・ウィーク・ザット・ワズ
ビリー・J・クレイマー&ダコタス: バッド・トゥ・ミー
ジェリー&ザ・ペースメイカーズ: 恋のテクニック
シラ・ブラック: 恋するハート
ジェリー&ザ・ペースメイカーズ: 太陽は涙が嫌い
シラ・ブラック(ウィズ・バート・バカラック): アルフィー
ジュディ・マーティン(ジョン・レノンによる詩): 耳の不自由なテッドとダヌータ(そして、ぼく)
ピーター・セラーズ: ハード・デイズ・ナイト
バーナード・ハーマン: サイコ
ジョン・マクラフリン&マハヴィシュヌ・オーケストラ: スマイル・オブ・ザ・ビヨンド
アメリカ: ティン・マン
ジミー・ウェッブ: ハイウェイマン
ポール・マッカートニー&ウィングス: 007/死ぬのは奴らだ
ラリー・アドラー&ピーター・ゲイブリエル: サマータイム
ピーター・セラーズ: キャント・バイ・ミー・ラヴ