ローリング・ストーンズのコメディ・コンサート映画　ブラッド・ピットとベン・スティラー出演で90年代に計画されていた

ベン・スティラーによると、1990年代にローリング・ストーンズ（The Rolling Stones）のコメディ・コンサート映画を作ることが計画されていましたが、アイデアを出したミック・ジャガー以外のメンバーは、あまり乗り気ではなく、またスティラー自身が「何かを売り込むのが得意でない」ため、このプロジェクトは失敗したのだという。スティラーは米ラジオ番組『The Howard Stern Show』で、このプロジェクトについて話しています。

この映画のアイデアはもともと、90年代に米スケッチコメディーシリーズ『The Ben Stiller Show』を観たプロデューサーがスティラーに接触し、ミック・ジャガーのアイデアを提案したことから始まったという。映画は、スティラーとブラッド・ピットが「照明装置に這いつくばりながらバンドに近づく」ストーンズの熱狂的なファンとして登場する予定だったとのこと。

ミック・ジャガーは、コンサート映像を中心に、その間にコメディーシーンを散りばめた映画にしようと考えていたという。

映画を実現するために彼らの前に立ちはだかったのは、他のバンド・メンバーの興味を引くというものでした。

スティラーは「ローリング・ストーンズに売り込まなければならなかったんだ」「ミックは僕らを乗せてくれたけど、他のみんなを乗せなきゃいけないって言うんだよ」と述べています。

スティラーによると、プレゼンテーションが行われたのは90年代初めのトロントで、ストーンズのリハーサル中に行われたという。共同制作者のジャド・アパトーと一緒に、1時間のリハーサルを見た後、バンド・メンバーにアイデアを提案しましたが、結局うまくいかなかったという。「これがどれだけ面白いか伝えようとしたんだけどね」。

今にして思えば、この映画が日の目を見なかったのは、おそらく最善の選択だったとスティラーは考えています。

「人々はローリング・ストーンズのコンサート映画を見たかっただけだろうから、このアイディアはおそらく実現しなかっただろうね」「コメディが見たい？コメディがあるよ。コンサート映画が見たい？コンサート映画を見よう、だよね」