
LOVE LIFE (C)2022映画「LOVE LIFE」製作委員会&COMME DES CINEMAS
矢野顕子が1991年に発表した楽曲「LOVE LIFE」をモチーフに「愛」と「人生」を描いた同名映画『LOVE LIFE』が2022年秋に公開決定。監督・脚本は深田晃司、主演は木村文乃。特報映像が公開されています。
■深田晃司監督最新作
映画『LOVE LIFE』2020年秋公開!
<INTRODUCTION>
「愛」と「人生」を真正面からとらえ本質を鋭くえぐり出す
世界から注目される現代の奇才・深田晃司監督の最新作
「愛」がつく映画は数多くある、「人生」がつく映画も数え切れないほど存在する。けれど、その両方をタイトルに掲げた映画はそう多くはない。
「愛」と「人生」がタイトルに付くこの映画『LOVE LIFE』は、音楽界のレジェンド的存在として輝き続ける矢野顕子の隠れた名曲「LOVE LIFE」から生まれた。
人は、誰しも孤独を抱えて生きているのに気づかないふりをして平気を装っている。見て見ぬふりをしてきた「孤独」を突き付けられたとき、その孤独とどう向きあうのか。そして見えてくる、愛するとはどういうことなのかという普遍的な問いかけ。これは、ひとりの女性をとおして「愛」について「人生」について描いた物語。
「どんなに離れていても 愛することはできる」という歌詞から始まる「LOVE LIFE」を独自の視点で新しい映画として生み出しつなげていくのは、世界から注目される現代の奇才・深田晃司監督。人間の本質をするどく捉え人々の心の奥底にある心情をあぶりだす演出と、そこから生み出される作品は、海外の数多くの映画祭で高く評価されている。
『淵に立つ』は、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞。『よこがお』は、日本国内で20館程度で公開がスタートしたが、最終的にフランスでは800館での上映が実現するなど、海外の絶大な評価によって日本での注目も高まっている。そんな深田晃司監督がコロナ禍を経て「愛」と「人生」に向きあい生まれた映画『LOVE LIFE』は、私たちにどんな新しい視点を見せてくれるのか、どんな感情をもたらしてくれるのか──。
また、深田監督とは初タッグとなる主演の木村文乃。これまで以上に卓越した演技を求められた木村は、複雑な愛を抱えた妙子という難解な役に真っ向から挑み、新しい一面を開拓してみせた。
愛する夫と愛する息子、幸せな人生を手にしたはずの妙子に、ある日突然ふりかかる悲しい出来事、そこから明らかになる本当の気持ち。そして彼女が選ぶ人生とは……。
<COMMENT>
●監督 / 深田晃司
矢野顕子さんの「LOVE LIFE」を初めて聴いたのは二十歳の頃でした。「なんて美しい歌、美しい歌詞なのだろう」と心震える思いで、矢野顕子さんの多くの歌がそうであるように、言葉のひとつひとつが重層的な意味を持ち様々な解釈を許してくれました。「LOVE LIFE」を何度も聴くうちに、自然と一本のシナリオが思い浮かびました。ある夫婦の話でした。そして、どうしたらその物語とともに最高のかたちで「LOVE LIFE」を映画館に響かせられるかばかりを考えるようになりました。それから20年が経ちました。しぶとく企画を持ち歩き続けていたら、多くの仲間の力を得てこうして映画化することができました。自分は幸せ者です。
主演の妙子を演じてくれた木村文乃さんとは初めてのお仕事でしたが、決して簡単ではない役をリハーサルから一緒に作り上げることができたのは私にとっても大切な時間となりました。一本芯の通った木村さんの強さをこの作品で皆さんにも感じ取って頂けるのではないかと思います。早くスクリーンにお届けしたくて仕方がありません。どうぞお楽しみに。
●矢野顕子
ひとつとして、同じ形をした愛は無い。
そのことを丁寧にうつし取って映像にして見せてくれる、それが「LOVE LIFE」です。
音楽の“LOVE LIFE”にこんな大きな風景を見せてくださって、ありがとうございました。
●主演 / 木村文乃
余計についてしまったものを全部そぎ落として、
これまでとは違う道へひたむきに進みたいと思った時に
「LOVE LIFE」とのご縁を頂きました。
深田監督の人柄を知れば知るほど、
安心して身を委ねて、監督が作られた本の中にある
大沢妙子という、ひとりの人を
精一杯生きてみようと思いました。
深田晃司監督作品をこれまでご覧になっている方々にとっても
私のことを応援してくださっている方々にとっても
とても新しい一面が見える作品になると思います。
本作を通して、自分なりの「LOVE LIFE」という言葉の意味を、
見つけて頂ければと思います。
■公式サイト
http://lovelife-movie.com/
(C)2022映画「LOVE LIFE」製作委員会&COMME DES CINEMAS