メタリカ(Metallica)のギタリスト、
カーク・ハメット(Kirk Hammett)は、4曲入りのインストゥルメンタルEP『Portals』のリリースを発表。レコード・ストア・デイを記念して4月23日に発売します。デジタル、CD、オーシャン・ブルー・ヴァイナル(ダウンロード・カード付き)の3種類があります。
カーク・ハメットは、初ソロEPについて、こう説明しています。
「当初、ソロEPのアイデアを持つ前に、2017年にマサチューセッツ州セーラムのピーボディ・エセックス博物館で開催された初の『It's Alive』展に合わせて、カーク・ハメット・コレクションのためのサウンドトラック・ミュージックのようなものを制作する必要性に迫られたんだ。人々が展示を見て歩くときに、バックグラウンドでループ再生される音楽を構想していた。ある夜、進行を考えながら座っていると、いつの間にか“Maiden And The Monster”のすべてのパーツが揃っていたんだ。
『Portals』の最初のコンセプトは、この1曲から始まった。その後、俺はさまざまなサウンドトラックを作ることができることに気づいた。これらの曲は、俺が“オーディオ・シネマティック”と呼んでいるもので、俺の頭の中で流れている映画のために音や音楽を作っているんだ。願わくば、同様の方法で他の人々の頭の中に映画を作ってほしいと思っているよ」
ロサンゼルス、パリ、オアフ島など世界各地で録音され、カーク自身がプロデュースした『Portals』には、A面に「Maiden And The Monster」と「The Jinn」、B面に「High Plains Drifter」と「The Incantation」が収録されています。後者2曲は、『S&M2』でおなじみのエドウィン・アウトウォーターとの共作です。アウトウォーターはキーボードを担当し、『Portals』ではLAフィルハーモニー管弦楽団を率いています。
他にも、カーク参加のカヴァー・バンドThe Wedding Bandのメンバーであるジョン・セオドア、エイブラハム・ラボリエル、ベースのグレッグ・フィデルマン、エミー賞受賞のアレンジャー、ブレイク・ニーリー、ボブ・ロックなど、おなじみのメンバーが参加しています。