デヴィッド・ボウイは自身の大ファンと偶然出会ったとき　どのように対応していたか、トニー・ヴィスコンティ語る

トニー・ヴィスコンティ（Tony Visconti）は、デヴィッド・ボウイ（David Bowie）が自身の大ファンと偶然出会ったとき、どのように対応していたかを、米ラジオ局Q104.3 New Yorkのインタビューの中で振り返っています。

ヴィスコンティは、アーティストとしてのボウイだけでなく、人としてのボウイもよく知っていました。

「彼はとにかく素晴らしいアーティストであり、天才であり、とても優しい人でした。彼が何百万、何千万の人々に愛されていたのは当然のことだよ」

ボウイはプライベートではどのような人だったのかと聞かれると、ヴィスコンティは「他人に純粋に興味を持ち、スター性がなければ話しかけやすいシンガーだった」と説明しています。

またヴィスコンティは、ボウイが自身の大ファンと不意に出会ったときに、どのように対応していたかを振り返っています。

「もし、君がボウイに街中で出会ったり、とてもカジュアルな状況で彼と2人きりになると、彼はとてもフレンドリーで親切な会話を始めるだろうね。君に何をしているのかと聞いてくるだろう」

「偶然、彼に会った人は固まってしまって、何も言えなくなってしまうんだよ（笑）。僕も見たことがあるよ」

「一度見たことがあるんだけどが、彼はそのファンの腕に手を当てて“わかってるよ”と言ったんだ。彼らは固まってしまったよ」

このインタビューの中でヴィスコンティは、ボウイの未発表曲がまだあることについて認めています。