Robert Plant and Jason Bonham
ジョン・ボーナム(John Bonham) の息子
ジェイソン・ボーナム(Jason Bonham) は、2009年より、
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin) のトリビュート・ツアーを行っていますが、このプロジェクトについて
ロバート・プラント(Robert Plant) にどのように話をすればいいのか分からずにいた頃、プラントが彼を訪ねてきて、この話を振ってくれたことを振り返っています。
ボーナムは『The Eddie Trunk Podcast』に出演した際、ナッシュビルでサミー・ヘイガーとレコーディングをしていたときに、たまたまプラントが訪ねてきたことを振り返っています。
「僕はまだサミー・ヘイガー&ザ・サークルのスタジオで仕事をしていたんだけど、夜になるとロバート、僕、僕の妻と一緒に昔話に花を咲かせたり、笑ったり泣いたりしていたんだ。
僕たちは、とても長い間、そういった交流をしていなかった。... 彼は“(今は)何をしているんだ”と言ったので、僕は”サミー・ヘイガーという男と一緒に演奏しているんだ”と答えると、彼は“そうか、あとは・・・?”と言ったので“もちろん、別のこともしているよ”と言ったんだ。すると彼は“そんな目で俺を見て'別のこと’なんて言わないでくれ”と言ったんだ。“ツェッペリンのことですか?”と聞くと、“...いいことだ。ただ、誠実さと愛を持ってやってくれ、それが君のやるべきことだから”と言ったんだよ」
ボーナムは「とてもクールな瞬間だった」と語り、いつも周りに人がいたのでできなかったという「ツェッペリンについて話し合う機会を得ることができた」と述べ、さらにこう話しています。
「彼は“覚えておいてほしいのは......これらの曲のいくつかは、俺の人生の中であまり良くなかった時期を思い出させるものなんだよ。交通事故で死にそうになって車椅子に乗っていたこともあった......痛かったよ”と話した。僕はその場にいて、彼が車で運ばれてくるのを見たことを覚えているよ。彼は“自分では何もできなかったが、それでももう1枚アルバムを作ろうと思っていたら、そこには足を伸ばして車椅子に乗っている自分がいたんだ”と言っていた。そして、彼はあの曲であのように歌ったのだから、彼には神の祝福があるんだ」
ボーナムは、プラントにツェッペリンの好きな曲を尋ねたところ、1976年のアルバム『Presence』に収録されている「Achilles' Last Stand」という答えが返ってきたと考えています。「彼は“もし誰かに何かを聴かせるとしたら......それはこれだ”と言ったんだ。彼はあの曲をとても誇りに思っていたよ」
またボーナムによると、ボーナムが不在のときにプラントがボーナムのことを褒めていたことを聞いたことがあるという。「彼は“誰かジェイソンを見たか?OK、あれが、かつてのレッド・ツェッペリンのサウンドだ”と言ったそうだよ。彼はとても親切だった」。
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