ロンリー・ボーイ ア・セックス・ピストル・ストーリー
セックス・ピストルズ(Sex Pistols)の伝記テレビドラマ『Pistol』(監督ダニー・ボイル)の原作本でもある、
スティーヴ・ジョーンズ(Steve Jones)の回想録『Lonely Boy: Tales from a Sex Pistol』(2018年)。日本語版『ロンリー・ボーイ ア・セックス・ピストル・ストーリー』がイースト・プレスから2022年2月17日発売。窃盗、セックス、酒、ドラッグーーすべてに溺れ、生き返った男。セックス・ピストルズのオリジナルメンバーによる超絶アナーキーな生き様。
■『ロンリー・ボーイ ア・セックス・ピストル・ストーリー』
スティーヴ・ジョーンズ 著 / 川田倫代 翻訳
定価:2,420円(本体2,200円+税10%)
ISBN:9784781620480
発売日:2022年2月17日
判型:四六判
製本:並
ページ数:400ページ
<内容紹介>
「ジョニー、そろそろ黙ってもらおうか。ここからはオレが話す番だ」
「パンクの定義」を根底から覆す禁断の書。
盗め! 盗め! 盗め!
ボウイの機材一式、ストーンズのコート、メンバー全員の彼女ーー。
窃盗、セックス、酒、ドラッグーーすべてに溺れ、生き返った男。
セックス・ピストルズのオリジナルメンバーによる超絶アナーキーな生き様。
2022年、テレビドラマ「Pistol」原作本。
監督:ダニー・ボイル(「トレインスポッティング」など)
オレはミッキー・マウスのような子どもだましのインディー・レーベルではなく、大きなレコード会社が好きなんだよ。これもパンクに対する誤解のひとつだ。「自分で雑誌を作って、自分のレーベルを立ち上げるんだ」てなさ。そんなのクソ喰らえだ。趣味でやるわけじゃねえんだよ。(本文より)
後に続くパンクやポストパンクのバンドが「演奏できないこと」を強調していたが、どれだけオレたちが訓練していたのか理解していない。あの「誰でもできる」というパンクの要素。オレたちはそれとは正反対、スタジオではガチで全力投球していた。(本文より)
<著者について>
スティーヴ・ジョーンズ Stephen Philip Jones
1955年9月3日、ロンドン、シェパーズ・ブッシュ生まれ。セックス・ピストルズのオリジナルメンバー。ギタリスト。ピストルズの前身となるバンド、ザ・ストランドをドラムのポール・クックと結成。ソロ名義のほか、ザ・プロフェッショナルズ、チェッカード・パスト、ニューロティック・アウトサイダーズなどでも活動。「ローリング・ストーン」誌の選ぶ「歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第97位。現在はロサンゼルス在住。2016年に刊行した本書原作『LONELY BOY』はダニー・ボイル監督によるテレビドラマ化が決定(2022年放映予定)。
[翻訳]
川田倫代 Michiyo Kawada
広島県育ち。ブリティッシュ・ロックとカルチャーに憧れ渡英、そのまま居つく。大学では歴史学と考古学を専攻。ロンドンで図書館司書を務めながら、翻訳者、ライターとしても活動。ミュージシャンのインタビューやライヴレポート、コラムなどを寄稿。