ケイト・ブッシュ(Kate Bush)は、自身の公式サイトを通じて、ファンにクリスマス・メッセージを送っています。新型コロナウイルスを取り上げており、最前線でパンデミックと戦っている医療関係者に感謝を伝えています。また、ケイトが数週間前に散歩中に出会ったというキクイタダキ(“鳥の王様”とも呼ばれている)についても書かれています。
「新型コロナウイルスから約2年が経ち、私たちの中に以前と同じ人がいるでしょうか? 誰もが混乱し、将来に不安を感じています。
多くの人が喪失感に苛まれています。最前線で活躍している人たちやNHS(英国 国民保健サービス)の人たちに感謝の気持ちを伝えたいと思います。すでに2年近くも献身的に働いている看護師や医師の皆さんには、心からの敬意を表します。このような思いやりのある人たちが、他の人たちに並々ならぬ親切心を示しているのです。彼らが当然受けるべき昇給を得られることを期待しています。
数週間前、散歩中に起こったことをお話したいと思います。立ち止まって景色を眺めていると、すぐそばの木の上で何かが動いているのに気づきました。それはミソサザイよりもさらに小さい、ヨーロッパで最も小さい鳥であるキクイタダキでした。脅かさないように、じっとしていました。 翼には孔雀の目があり、小さな頭には黄色の筋が入っていて、とても美しい色をしています。このゴージャスな小さな綿毛の塊は、10分ほどで飛んでいきました。今まで一度しか見たことがなく、それも短時間でした。私の一日を彩ってくれました。この奇妙な時代に、皆さんがちょっと立ち止まって、周りの自然を感じる機会を持てることを心から願っています。
どうかご安全に。心安らぐクリスマスを迎えられますように。また、2022年が皆様にとってより幸せな年となりますように願っています。
愛を込めて
ケイト」