1999年、
ブラック・サバス(Black Sabbath)の全米ツアーに
パンテラ(Pantera)と
インキュバス(Incubus)がサポートアクトとして参加しました。当時、インキュバスのメンバーは(腰から裾にかけて太いシルエットの)バギージーンズを着ていましたが、パンテラのメンバーはそれを気に入らず、故
ダイムバッグ・ダレル(Dimebag Darrell)は、彼ら全員に新しいジーンズを買ってあげたことがあるそうです。インキュバスのフロントマンである
ブランドン・ボイド(Brandon Boyd)が最新インタビューの中で明らかにしています。
ボイドは、「Talk Toomey Podcast」に最近出演した際、こう話しています。
「あのツアーでは、パンテラのメンバーが、俺たちがバギージーンズを着ていることを、からかっていたことがあったんだ。当時は90年代で、彼らはバギージーンズ・タイプのバンドではなかったからね。俺たちはお互いの違いを認め合っていたけど、ある時から、それがジョーク・ネタになったんだよ。でも、ある時、彼(ダイムバッグ)と他の数人の男たちが、新品のラングラー・ジーンズと、ショットグラスに入ったジャック・ダニエルを持って、俺たちの楽屋に入ってきたんだ」
記憶が曖昧なことを認めつつ、ブランドンはこう続けます。
「ダイムだったと思うけど、“君たちのジーンズはサイズが合っていないから、これを着ればピッタリだよ。このショットも飲んでくれ!”と言ったんだ。
これにノーと言える人はいないだろう。俺はラングラー・ジーンズを履いたのを覚えているよ。まだどこかにあると思うけど、ショットを飲んで吐きそうになった......お酒はあまり好きではなかったので。彼らは、たとえ俺たちのバンドが好きでなくても、サポートしてくれたんだ。これって、ちょっとすごいことだよね」