ジミー・ペイジやアラン・パーソンズ・プロジェクトのヴォーカル、ジョン・マイルスが死去

ジミー・ペイジ（Jimmy Page）やアラン・パーソンズ・プロジェクト（The Alan Parsons Project）のヴォーカルとしても知られる、英国のロック・ミュージシャン、ジョン・マイルス（John Miles）が死去。彼の家族は、彼が短い闘病生活の末、亡くなったことを、彼のSNSにて明らかにしています。72歳でした。

ジョン・マイルスは、イングランド北東部のジャロウ生まれ。

ソロでは、1976年に全英チャートで3位を記録した「Music」で知られています。マイルスは1976年から1999年にかけて10枚のアルバムをリリースしました。

ジミー・ペイジは、1988年のソロ・アルバム『Outrider』の最初の2曲「Wasting My Time」と「Wanna Make Love」をマイルスと共作し、マイルスはヴォーカルを担当しました。その後、マイルスはペイジのツアーバンドに加わり、アルバムのサポートとして海外公演を行いました。

マイルスは、アラン・パーソンズ・プロジェクトの4枚のアルバム、『Tales Of Mystery And Imagination』（1976年）、『Pyramid』（1978年）、『Stereotomy』（1985年）、『Gaudi』（1987年）に参加。「The Cask of Amontillado」「Shadow of a Lonely Man」「Money Talks」「Stereotomy」「In The Real World」「La Sagrada Familia」など多くの楽曲でリード・ヴォーカルを務めています。

マイルスは、歌とギターを担当してティナ・ターナー（Tina Turner）と定期的にツアーを行いました。

訃報を受け、アラン・パーソンズ（Alan Parsons）は追悼コメントを発表しています。

「私の良き友人であり、音楽の天才であるジョンが亡くなったという知らせを聞いて、とても悲しく思っています。世界中で大ヒットし、大人気のコンサート“Night Of The Proms”のアンセムとなった“Music”をはじめ、史上最高のヴォーカル・パフォーマンスのいくつかをジョンと一緒に制作できたことを、僕はとても誇りに思っています。僕がアラン・パーソンズ・プロジェクトのアルバムにジョンを招いたときも、彼はいつも魔法のような繊細な歌声を披露してくれました。彼は、多くの友人や関係者だけでなく、彼の素晴らしい才能を認めている何百万人ものファンからも惜しまれています」