ザ・ビートルズ:Get Back ©2021 Disney ©2020 Apple Corps Ltd.
ビートルズ(The Beatles) のドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:Get Back(原題:The Beatles: Get Back)』。監督のピーター・ジャクソンは、この映画を制作するために、ビートルズの音と映像をクリアなものに復元しました。その過程を監督らが語る特集映像「Restoring History | The Beatles: Get Back』が公開されています。
映像の中で「このドキュメンタリーでは、50年前に撮影されたフィルムに限定されていました」と編集者のジャベズ・オルセンは言い、ジャクソンは「1969年当時のフィルムは、粒状で脱色されたような、かなりぎこちないものだった。目的のひとつは、できるだけ自然に見えるように復元することだったんだ」「突然、信じられないような色が出てきた。“どうやってあの色を作ったんだ?”と言われるけど、“色を作ったのではなく、そこにあったのだ”と言っています」と話しています。
次はサウンドです。今回の映像では、彼らがどのようにしてビートルズのレコーディング・サウンドのモノラル・トラックから全ての楽器を分離したかを実演しています。
ジャクソンは「僕にとって、サウンドの復元は最もエキサイティングなことだった。僕たちはオーディオの分野でいくつかの大きなブレークスルーを達成したんだよ。機械学習システムを開発し、ギターの音、ベースの音、ヴォーカルの音を教え込んだ。実際に、ジョンやポールの音をコンピューターに教えたんだ。それによって、モノラル・トラックからすべての楽器を分離して、ヴォーカルとギターの音だけを聴くことができるようになったんだ。バックグラウンドでリンゴがドラムを叩いているのが見えるけど、ドラムの音は全く聴こえない。これによって、とてもクリーンなリミックスが可能になったんだ」と話しています
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