ニール・ヤング(Neil Young)は最近、本人がいつ録音したのかまったく覚えていないという1987年のデモ音源集を発掘。オリジナル・レコーディング時に『Summer Songs』と名付けられたというこの音源については現在も調査が行われていますが、ニールはこの『Summer Songs』を、発売を予定している『Neil Young Archives Volume 3』に収録する予定だと伝えています。
ニール・ヤングは、自身のウェブサイトNeil Young Archivesでこう話しています。
「35年くらい前のことだ。これらの録音の正確な日付はまだわからない。NYA Vaultの記録ではすべて同じ日付になっていて、どれもとてもよく似た独特のサウンドだ。場所と時間を考えると、ファームエイドとブリッジ・スクール・コンサートを始めたばかりの頃だと思う。我々が把握している限りでは、この曲群はブロークン・アロー・スタジオでセッションが行われたと思う。これを録音したエンジニアを完全に特定することはできないし、俺はこのセッションのことはまったく覚えていない。どの曲もアコースティック・ギターかピアノで、シンプルな装飾を加えてる。最初のアイデアを保存するために作ったアレンジのスケッチだ」
『Summer Songs』の中には、「The Last of His Kind」、「For the Love Of Man」、「American Dream」、「Name of Love」、「Someday」、「One of These Days」、「Hangin' on a Limb」、「Wrecking Ball」が含まれています。
これらの楽曲はその後、『Freedom』『American Dream』『Psychedelic Pill』『Harvest Moon』などの完成されたアルバムに収録されることになりますが、ニールは「これらのオリジナル曲の歌詞は、その後に発売されたマスターアルバムとは、多くの場合、大きく異なっています」と話しています。