シン・リジィ(Thin Lizzy)の
フィル・ライノット(Phil Lynott)は、バンド絶頂期、米ラジオ局のインタビューの中で、母国アイルランドの歴史についてラジオDJが間違ったことを言うと、すぐにアイルランドの歴史のレッスンを始めたという。バンドメイトの
スコット・ゴーハム(Scott Gorham)が「アルバムを売るためにここにいるんだよ。アイルランドの歴史を教えるためじゃない」と言ってもダメだったと、Australian Musicianのインタビューの中で語っています。
「俺たちはよくアメリカでインタビューを受けたけど、彼はいつも俺を一緒に連れて行きたがっていた。DJがアイルランドについて何か間違ったことを言うと、フィルは“ちょっと待って、ちょっと待って、ちょっと待って!”と言って、そこに座ってアイルランドについての歴史のレッスンを始めるんだよ。俺は“本当に、フィル?今すぐに?”と言って、何度か彼を引っ張り上げなければならなかった。“フィル、俺たちはアルバムを売るためにここにいるんだ。人々にアイルランドの歴史を教えるために来たんじゃないんだよ”と言うと、彼はこう言った。“彼らは知るべきだ、アイルランドについて知るべきなんだよ!”」
「彼はアイルランドについては、かまり身構えていた。多くの人がアイルランドがどこにあるのかさえ知らなかったので、彼は人々にアイルランドについて知ってもらいたかったんだ。彼はとても誇り高いアイルランド人だったと言えるだろう」