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スティーヴ・ジョーダン、ローリング・ストーンズのツアー参加について「このような状況を望んでいなかった」と語る

2021/10/10 19:39掲載
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The Rolling Stones with Steve Jordan
The Rolling Stones with Steve Jordan
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の現在のツアーでドラムを担当しているスティーヴ・ジョーダン(Steve Jordan)は、もともとチャーリー・ワッツ(Charlie Watts)が戻ってくるまでの間の代役としてツアーに参加することを決めたため、ストーンズで演奏できることには感謝していますが、「このような状況を望んでいなかった」と最新インタビューの中で話しています。

ワッツと40年来の知り合いで、一緒に仕事をしてきたジョーダンは、Vanity Fair誌に「友人を失ったことを理解していない人たちがいる」と説明しています。

「彼らは僕のために喜んでくれているけど、僕がこのような状況を望んでいないことを理解していないんだ。ローリング・ストーンズは、この移行をスムーズにし、同情と共感を得るために、本当に全力を尽くしてくれた。彼らは皆の気持ちを理解している。僕は個人的にそれに感謝しているんだ」

ストーンズは8月、ワッツが手術からの回復に専念するために、秋のツアーに参加できそうにないことを明らかにしました。その際、ジョーダンが代役として発表されています。

ワッツがバンド・メンバーに健康上の理由でツアーに参加できないことを伝えた後、ミック・ジャガーとキース・リチャーズはジョーダンに連絡を取り、ワッツが復帰できるまで彼の席を温めておくように頼みました。ジョーダンは「よし、やろう。友人の代わりをするだけだからね」と承諾し、ワッツに一日も早い回復を願い、「あなたが輝かしい帰還を果たすまで、席を温めておきます」と約束したメモを送っています。

ジョーダンは、この状況を「ロックンロール・ファンタジー・キャンプのようなもの」と捉えていましたが、ワッツの死により、巨大な義務になってしまいます。

ジョーダンは、ワッツの早すぎる死を「完全なショックを受けた」と語り、自分とバンドにさらなるスポットライトが当たっていることを理解しています。「明らかに、自分たちが注目されていることはわかっている。それに加えて、チャーリーなしでツアーすることを認めない人たちもいるんだ」「僕は打ちのめされ、世界も打ちのめされた。とても、とても難しいことだよ。今でも大変だよ」

ワッツはその控えめなスタイルで知られていましたが、ジョーダンは彼の才能があまりにも見落とされていたとも言っています。

「率直に言って、多くの人がいまだにチャーリーの功績を過小評価していると思う。過小評価されるべきものではない。あの椅子に座って、あの曲を演奏するのは冗談ではないんだよ」。