ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)は、現在の北米ツアーでは1971年のヒット曲である「Brown Sugar」を演奏していません。ロサンゼルス・タイムズ紙の記者はストーンズ・メンバーへのインタビューの中で、このことについて質問しています。
「Brown Sugar」はアルバム『Sticky Fingers』のオープニング曲で、奴隷制度や性的な事柄などのスキャンダラスなテーマを扱っており、タイトルにはスラングで“精製前のヘロイン”の意味もあります。
キース・リチャーズ(Keith Richards)はインタビューの中でこう述べています。
「君はそれに気付いたのかい?。わからないんだよ。シスターたちはどこに不満があるのかを考えているんだこの曲が奴隷制度の恐怖を歌ったものだと理解していなかったのかな?でも、彼女たちはそれを隠そうとしている。今のところ、俺はこのようなことで揉め事を起こしたくはない(笑)。でも、どこかでこの曲を復活させたいと思っているよ」
ミック・ジャガー(Mick Jagger)はインタビューの中でこう述べています。
「1970年以来、毎晩“Brown Sugar”を演奏してきたから、たまにはこの曲を外して様子を見ようと思うことがあるんだよ。戻してもいいかもしれない」
またミックは「スタジアム・ライヴのセットリストは難しい」としながらも、最近ではミックが12弦ギターを弾いて「Let It Bleed」を成功させたことを誇りに思っていると話しています。