ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の
ミック・ジャガー(Mick Jagger)は、米ラジオ番組『The Howard Stern Show』に出演し、約60年にわたってバンドメイトだった
チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)を失ったことについて語っています。
ドラマーとしての功績を振り返ったミックは、ワッツをグループの「ハートビート」と呼び、彼の「非常に安定した性格」と「揺るぎない音楽的存在」を強調しました。
「彼はとても信頼できる人で、ディーバ(※自分が世界の中心みたいに振る舞うひと)ではなかった。それは、ドラマーに最も求められることだ。チャーリーはとても繊細なドラマーだった。... 彼はジャズを愛していて、それが彼に繊細さを与えていた。もし彼がこれほどまでに(ジャズを)勉強せず、たくさん演奏していなかったら、その繊細さは持っていなかったかもしれない。しかし、彼はロックドラマーでもあった。彼は堅実なロック・ドラマーで、ジャズ・ドラマーのように見せびらかしたり、テクニックを凝らしたすることはなかった」
さらにミックは、ワッツの「ドライなユーモアのセンス」と「豊かな人格」を称賛し、バンド活動以外でも「よく一緒に遊んでいた」と語っています。「俺たちはスポーツが好きで、サッカーやクリケットの試合を見に行ったりしていた。音楽だけでなく、他のことにも興味を持っていたよ」
ミックは続けます。
「でも、もちろん、チャーリーがいなくなって、あそこで演奏している姿がとても恋しいよ。今、集まってリハーサルをするたびに、“ああ、そうだ、チャーリーはこんなことを言って、あんなことをしていたな”と思うんだ。彼はとても風変わりな男だったから、本当に寂しいよ」
「彼とはたくさんのライヴやツアーを一緒にやったし、レコーディング・セッションもたくさんあったから、彼がいないのは不思議だよ。でも、俺らは決めたんだ。彼が病気になったとき、彼は“僕のためにやめないで、このツアーを続けてほしい”と言っていたので、その通りにしたんだよ」。