Charlie Watts, Kenney Jones
スモール・フェイセス(Small Faces)のドラマーであった
ケニー・ジョーンズ(Kenney Jones)は、友人である
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の
チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)について英デイリー・ミラー紙とBANG Showbizで語っています。
ケニーは英デイリー・ミラー紙に、チャーリーの80歳の誕生日である今年6月初旬に彼と連絡を取ったと述べています。
「僕は自宅で彼と話をしたんだけど、がんを患うなどの困難を乗り越えて80歳になったことは驚きだった。彼はあまり元気がないようだったけど、話してみると素晴らしく、とてもフレンドリーだった。彼は僕が電話してきたことをとても喜んでくれて、80年代にツアーに出ていたことを一緒に笑ったよ」
ケニーによると、この会話の数日後にチャーリーは入院したという。ケニーは、チャーリーが重い病気にかかっていることを知っていたと説明し、ストーンズのツアーに復帰できなかったのは「悲しい」と付け加えています。
またケニーはBANG Showbizでインタビューの中で、チャーリーのことをバンドの「隠し味」と評しており、チャーリーがバンドに「ハートビート」を与えたと賞賛しています。
「僕が僕らのビートにスウィングを入れたように、チャーリーはストーンズと一緒に演奏して、彼らのビートにスウィングを加えたんだ。彼はスウィング・ビートのための“隠し味”だった。彼はバンドのハートビートであり、バックボーンだったんだ。
また、チャーリーは決して変わることがなかった。それは僕が彼のことをとても誇りに思っていることのひとつで、彼は自分の信念を貫き、“俺は俺の演奏しかしない”と言っていた。
彼は無茶苦茶ではなかったし、キース・ムーンでもなかった。
チャーリーはいい人だった。酒を飲んでいた頃の彼も、酒をやめた頃の彼も、終始紳士的だった。お互いに昔のことを話したりしていたよ。
83年に、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、ポール・ロジャース、ジョー・コッカーなどと多発性硬化症のためのARMSツアーを行ったときには、お互いによく一緒に演奏した。5週間ほどアメリカをツアーしたけど、一緒に演奏したり、バーで演奏したりして、とても楽しかったよ」
また、ケニーは、チャーリーが亡くなったことを聞いた後、
フェイセズ(Faces)のバンドメイトでローリング・ストーンズの
ロニー・ウッド(Ronnie Wood)に電話して、お悔やみを述べたことを明かしています
「チャーリーが亡くなったことを知った後、すぐに彼(ロニー)に電話したら、すぐに出てくれて“残念だよ”と言った。二人ともこうなることはわかっていたけど、ロニーは“こうなることはわかっていたけど、どれだけ準備しても準備はできないよ”と言っていたよ」