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ゲイリー・ムーアはエディ・ヴァン・ヘイレンのタッピングを独学するためにヴァン・ヘイレンの公演を途中で抜け出したことがある

2021/07/26 00:56掲載
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Gary Moore
Gary Moore
ゲイリー・ムーア(Gary Moore)は、エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)のトレードマークであるタッピング・テクニックを初めて生で観たとき、それを独学するためにヴァン・ヘイレン(Van Halen)のコンサートを途中で抜け出し、翌日にはタッピング・テクニックを披露したことがあったという。スコット・ゴーハム(Scott Gorham)がポール・ブラニガンの近刊『Eruption: The Eddie Van Halen Story』の中で明らかにしています。

この本の抜粋が公開され、そこでは若き日のヴァン・ヘイレンがいかにしてゲイリー・ムーアに影響を与えたかが語られています。

『Eruption』によると、シン・リジィ(Thin Lizzy)フィル・ライノット(Phil Lynott)、スコット・ゴーハム、ゲイリー・ムーアの3人は、1978年9月14日に行われたヴァン・ヘイレンのコンサートに客として参加し、当時の新進気鋭のロック・バンドの評判を確かめたという。

ゴーハムは当時のことをこう振り返っています。

「俺たちはアメリカのWarnersという同じレーベルに所属していたんだけど、そのレーベルの人たちと会うたびに“ワオ、俺はヴァン・ヘイレンと一緒にいたんだぜ、なんて素晴らしいバンドなんだ!”と言われたんだ。

フィルが彼らに“この車に乗ったら、もうヴァン・ヘイレンのことは話さないでくれ”と言うほどだった」

この3人は、デトロイトのコボ・ホールで初めてヴァン・ヘイレンを観て、彼らを取り巻くすべての騒動と熱狂が正当なものであることをすぐに理解したという。

ゴーハムはこう続けています

「俺たちは、噂になっているこのバンドに興味を持っていたんだけど、彼らが登場して、みんな打ちのめされてしまったんだ。

彼らは素晴らしかった。エディがタッピングを始めたとき、俺はゲイリーに向かって“あれは何だ?何をしているんだ?”って言った。ゲイリーは彼をじっと見て“わからない”と言っていたよ。

10分後、ゲイリーに別の質問をしようとしたら、彼はいなくなっていた。次の日、俺は彼のホテルの部屋に居ると、彼は“これ見てみてよ”と言って、タッピングを始めた。彼は前の晩にホテルに戻って、独学でやり方を覚えたんだよ」