ノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)によると、
オアシス(Oasis)の未発表音源集が企画されていましたが、意見の相違によりプロジェクトが頓挫したという。Record Collectorの最近のインタビューの中で明らかにしています。
ノエルは昨年、「Don't Stop」というタイトルの未完成曲を公開しました。ノエルによるとこの曲はもともと、オアシスの2000年代をフィーチャしたベスト・アルバムのボーナス・ディスクに収められる予定であったレア曲のひとつとのこと。
ノエルは「オアシスの2000年代のベスト・アルバムを作るつもりだったんだ。大衆には興味のないオアシスの時代だけど、実際には素晴らしい曲があるからね」「ボーナスディスクには未発表曲を収録する予定だった」と語っています。
また「Don't Stop」をリリースすることにしたのは、新型コロナウイルスのロックダウンが始まって間もない頃、ファンが「動揺している」と 感じたからであり、またこの曲が、さらなる音楽のリリースを予告するものになるだろうと思ったからと述べています。
「しかし、残念なことに、俺たちは同意することができず、途中で破棄されてしまった」と彼は言っています。
未発表音源の中には、
ビートルズ(The Beatles)の「Eleanor Rigby」と「It's All Too Much」のカヴァーも含まれており、後者には
ジョニー・マー(Johnny Marr)が参加していました。
ノエルは、自宅でラベルの貼られていないCDの箱を見つけたときに、この曲を発見したと言います。「CDをかけてみたら、昔のオアシスの曲がたくさん入っていて、録音したことはないけどデモした曲があった。思わず“とんでもない!”と言ってしまったよ」。
また、「Eleanor Rigby」はパンク風にアレンジし、「It's All Too Much」は2001年に
ジョージ・ハリスン(George Harrison)が亡くなった日に録音したものだと言っています。「俺はそのことをすっかり忘れていた「バッキングトラックだけだった。リアムのヴォーカルまでいかなかった」と語っています
オアシスのコレクションが中止となった代わりに
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ(Noel Gallagher's High Flying Birds)のコレクションを作ることにしたとノエルは言っています。「“ちょっと待てよ、ソロになってから10年経ったんだから、ベスト盤を作ろうじゃないか”と思ったんだ」。そのアルバム『Back The Way We Came: Vol 1 (2011-2021)』は6月11日に発売されます。