レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の
ロバート・プラント(Robert Plant)はロックダウン中に自身の音楽アーカイブを整理したそうですが、彼は自分が死ぬまで再発見された未発表曲をリリースするつもりはなく、自分の死後、これらアーカイブを無料で公開するように子供たちに伝えているという。自身のポッドキャスト「Digging Deep」の最新エピソードで語っています。
プラントは「Digging Deep」第4シーズンの最初のエピソードで、ホストのマット・エブリットに、ロックダウン中に未発表曲ほか音楽アーカイブを整理していることを話しました。
「自宅の整理を始めたんだ。音楽やツアー、アルバムのリリース、実際には完了しなかったプロジェクトなどこれまでに経験したすべての冒険をすべて箇条書きにして、整理したんだ。設定を完全に変えた。子供たちには、俺が死んだら、1966年から今までにどれだけのくだらないことがあったかを知るために無料で公開しろと言ったんだ。これは旅のようなものだ」。
プラントによると、再発見されたカセットテープには完成しなかったプロジェクトのさまざまな録音が入っていたそうで、また、整理した音楽アーカイブの中には、歌手としての道を志した直後に送られてきた家族の確執に関するメモなどの個人的な書類も含まれているそうです。
「母親からの手紙を見つけたんだ。そこには“あなたはとてもやんちゃな男の子だった。どうして戻ってこないの? 会計士の仕事はまだストアーポート・オン・セヴァンで募集しているわよ。(だから)家に戻ってきて、全てをなかったことにしてみない?”という内容だった」
数ヶ月前にこの手紙を見つけるまで読んでいなかったというプラントは次のように述べている。
「あの頃、すべてを投げ出して“ごめんなさい、これしかないんです”と言うことがどれだけ大変なことだったかと思うと、気が狂いそうになる。“そんなことをしたら、ここに戻ってきても自分のやりたいことをやることはできないよ。学問の世界でなければ出ていきなさい”と言われた。それで俺は出て行ったんだ。戻ったのは、婚約したときだけだ。将来の元妻を紹介した」