ピーター・グリーン＆デヴィッド・ギルモア　「Need Your Love So Bad」新ヴァージョン公開

フリートウッド・マック（Fleetwood Mac）の創設メンバー、ピーター・グリーン（Peter Green）の未発表ヴォーカル・トラックを使用して、ピンク・フロイド（Pink Floyd）のデヴィッド・ギルモア（David Gilmour）とプロデューサーのローリー・レイサムが完成させた「Need Your Love So Bad」の新ヴァージョンが公開。新たに発見されたピーター・グリーンのヴォーカル・トラックは1968年に母親の屋根裏部屋で家庭用テープレコーダーを使って録音されたものです。この音源はピーター・グリーンが生前に制作していたビジュアルブック『Peter Green - The Albatross Man』に含まれます。



ビジュアルブック『Peter Green - The Albatross Man』は海外で10月に発売。この本には3つのエディションがあり、そのうち2つには、フリートウッド・マック初期楽曲の未発表音源2曲も含まれます。出版元はRufus Publications。同社のサイトにて4月28日から予約受け付けが開始されます。

未発表音源のひとつは、ピンク・フロイド（Pink Floyd）のデヴィッド・ギルモア（David Gilmour）による「Need Your Love So Bad」の新録カヴァー。

もうひとつの未発表音源は、メタリカ（Metallica）のカーク・ハメット（Kirk Hammett）が参加した「Man Of The World」の新録ヴァージョンで、ドラムにはミック・フリートウッド（Mick Fleetwood）が参加しています。カーク・ハメットは、2020年1月にロンドンのアビー・ロードで自分のパートを録音しましたが、その2日前にはキャンヴェイ・アイランドにあるグリーンの自宅を訪れています。

この本の出版社はRufus Publicationsは、声明で次のように述べています。

「過去4年間、ピーターはRufus Publicationsと直接仕事をして、彼の人生とキャリアを描いたイラスト入りの巨大なビジュアルブックを制作しました。ルーファス社のマーク・スミスは、定期的にキャンヴェイ・アイランドに足を運び、ピーターと彼の人生について語り合ったり、彼の個人的なアーカイブを調べたり、釣りや絵を描いたり、毎日さまざまな音楽を聴いたりすることへの彼の愛について話し合ってきました。

この間に、フリートウッド・マック時代の貴重な画像、記念品、歌詞、メモなどをまとめた本が、ピーターが本の方向性や詳細を完全にコントロールしながら作られました。ピーターは時折、マークのためにギターを弾くこともあり、影響力のある音楽の生涯を繊細に遡ることができました」

この本の3つのエディションには、グリーンが個人的にサインした50冊限定の「ウルトラリミテッド」エディションも含まれています。このエディションには、新録音を収めた片面7インチのシングルレコード2枚とCD1枚、Tシャツ、ピーターグリーンの手描きアートも含まれています。この巨大なエディションは重さ11キロで価格は2000ポンド（約30万円）。

500冊限定のデラックスエディションには、新録音を収めた7インチシングルとCDも含まれており、グリーンのアート作品のリトグラフとTシャツが付いています。カーク・ハメットの直筆サイン入りの価格は295ポンド（約4万5千円）。また、豪華な付録が付いていない第3版は95ポンド（約1万4千円）で販売されます。

トレーラー映像あり



■出版社Rufus Publications　サイト内　『Peter Green - The Albatross Man』pax
https://www.rufuspublications.com/Petergreen