Pantera’s Early Catalogue Will Never Be Reissued, Says Rex Brown.
パンテラ(Pantera)の
レックス・ブラウン(Rex Brown)は、パンテラの初期アルバムが再発されることは決してないだろうと断言しています。「フィリップ(アンセルモ)が歌っていなければパンテラではない」とも述べています。
パンテラは、
フィル・アンセルモ(Philip H. Anselmo)が加入する前、前任ヴォーカルのテリー・グレイズが参加した3枚のアルバム『Metal Magic』(1983年)、『Projects in the Jungle』(1984年)、『I Am the Night』(1985年)をリリース。またアンセルモ加入直後には『Power Metal』(1988年)をリリースしています。いずれもグルーヴ・メタルと評される独自の音楽性を追求し始める前の作品で、『Power Metal』を含む初期の4作はオフィシャルサイトのディスコグラフィにも掲載されておらず、現在では入手困難となっています。
レックス・ブラウンはEonMusicの新しいインタビューの中で、この絶版アルバムについて尋ねられ、これらの初期のアルバムとは関わりたくないと答えています。
「多くのバンドは17歳の時にレコードを出す機会がなかった。俺たちはたまたまそれをしただけだ。スタジオ代やレコードのプレス代も払ったけど、それが全国的にも世界的にも通用するとは思ってもいなかった。でも、俺らは曲の作り方を学び、バンドになる方法を学んだよ」
「昔のシンガー? 最低なやつ、話にならないよ。本当にすぐにね。俺たち3人とは波長が合わなかったんだ。あいつは人生で一度も仕事をしたことがない。雑誌の中で口撃しているのを見たことがあるが、「おい、お前は4年しかバンドにいなかったんだぞ」って感じだよ。35年後の今、名声を得たいのか? すまんが、お前は船に乗り遅れたんだ! だから、不必要なところにはあげたくないんだよ。フィリップがバンドに入ってから別のものへと発展し、それが今のパンテラになったんだ。だから昔のレコードの話をすることはない」
ブラウンはこれらの古いアルバムを否定したことについて、言葉を濁さず、次のように付け加えています。
「これらは何十万回も海賊盤にされてきた。人々はそれを俺らの歴史の一部だと考えているが、それは違う。フィリップが歌っていなければパンテラではない。それが俺の見方だ」
初期のアルバムを再発することについてブラウンは、パンテラのギタリスト、ダイムバッグ・ダレルとドラマーのヴィニー・ポールの兄弟が望んでいたものではないと主張しています。彼は「いや、いや! 兄弟は反対していたし、俺も反対している。それだけだ。以上。出なことはない」と断固たる口調で答えています。