Pete Townshend and David Bowie
ザ・フー(The Who)の
ピート・タウンゼント(Pete Townshend)は、ラジオ番組のインタビューの中で、没後5年を迎えた
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)について語っています。「彼との最高の思い出は?」と尋ねられたタウンゼントは、ニューヨークでボウイと一緒に日本食レストランに行った時のことを語っています。
■彼との最高の思い出は?
「ニューヨークで彼と一緒に日本食レストランに行った時だったと思うが、そこには日本からのビジネスマンが座っているテーブルがあったので、デヴィッドはとても警戒していた。彼は“これは厄介なことになるかもしれない”と言ったので“どうして?”と尋ねると“彼らは明らかに僕のことを知っている”と言った。当時、ザ・フーは日本では公演をしていなかったが、デヴィッドは何度も来日していて、日本では大スターだった。案の定、大きなテーブルに座るビジネスマンたちが、僕たちに特別な料理を贈ることになった。
それがテーブルに来て、彼は少なくともこれを食べないのは失礼だと言い、そして彼は僕には流暢な日本語のように聞こえたもので彼らのテーブルに向かって感謝を伝えていた。
すると、彼らは皆、“はい、どうぞ、お楽しみください”と言っていた。僕らのテーブルを見ると、それは、まだ生きているカニのお皿だった! 僕は“聞いて、始めるよ”と言い、口の中に入れてみたら、もちろん美味しかった。こんなものを食べたのはこれが初めてだった。
でも僕は“今デヴィッド・ボウイと一緒にいるんだ。日本の年配のビジネスマンたちとも一緒にいるんだ。まるで、ニューヨークから東京まで一気にシャトルで運ばれるようなものでだな”と思った。僕は日本の伝統について何も知らなかったけど、彼は知っていた。
僕はいつもこれを思い出す。それはただ驚くべきものだった」