レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)「Stairway to Heaven(邦題:天国への階段)」のオープニング部分が盗作だとして訴えられた著作権裁判で、米国最高裁判所は、同曲は著作権を侵害していないとした2020年3月の控訴裁判所の判決を支持し、この訴訟の審理を却下。これにより、2014年から続いていた著作権争いはレッド・ツェッペリン側の勝訴で終結しています。
この裁判は、ロサンゼルスのバンド、スピリット(Spirit)のギタリストだった故ランディ・カリフォルニア(本名:ランディ・ウルフ)の遺産に関する相続代理人であるマイケル・スキッドモアが原告。「Stairway to Heaven」のオープニングのギター部分は、スピリットの楽曲「Taurus」(1968年作)を盗作したと主張。著作権の侵害に当たるとして2014年に著作権侵害で訴えを起こしていました。
レッド・ツェッペリンとスピリットは、「Taurus」が書かれた後に一緒にライヴを行っており、代理人はジミー・ペイジがトーラスの生演奏を聴いた後に「Stairway to Heaven」のリフを書いたと述べ、この2曲はコード進行が似ていると主張していました。