Caetano Veloso / Hey Jude
カエターノ・ヴェローゾ(Caetano Veloso)は、
ビートルズ(The Beatles)「Hey Jude」のカヴァー・パフォーマンス映像を公開。
ヴェローゾはこのカヴァーをデジタル/ストリーミングでリリースしています。このカヴァーはヴェローゾの新ドキュメンタリー映画『Narcissus Off Duty(原題:(Narciso em Férias)』からのシングル曲です
パフォーマンス映像
シングル・ヴァージョン
ドキュメンタリー『Narcissus Off Duty』は、ヴェローゾが、1968年にブラジルの軍事独裁政権に逮捕された時のことを振り返り、その経験が彼の音楽をどのように形作ったかを描いた作品。9月7日にヴェネツィア映画祭で初公開されます。
1968年、ブラジルの軍事独裁政権下で、ブラジルの芸術運動「トロピカリア」の創設者の一人であるヴェローゾが、捏造された容疑で逮捕されました。ヴェローゾがサンパウロの自宅からリオデジャネイロに連行され、そこで1週間独房に監禁され、54日間刑務所に入れられました。
この映画では、ヴェローゾが監禁されていた時のことを詳しく語り、このつらい経験から生まれた曲を披露しています。
ヴェローゾは、当時の話をするきっかけは何だったのかと米Varietyから尋ねられると、彼は「ブラジルには、軍事独裁政権は良いことだったと言う政治家もいる。彼らはそれを肯定的な光の中に投げ出そうとしている。だから、今、映画の中で私がその時代のことを話すのはタイムリーなことなのです」と答えています。
また、この経験がアーティストとしての自分をどのように形作ったのかと尋ねられると、ヴェローゾは「芸術的創作や活動に影響が出るのは必然だった。間違いない」と話しています。
以下は以前に公開された映像
トレーラー映像