4AD - Vaughan Oliver Album art
4ADアーティストのアルバム・アートワークで知られるグラフィックデザイナーの
ヴォーン・オリヴァー(Vaughan Oliver)が12月29日に死去。彼の死は、友人のグラフィック・デザイナー、エイドリアン・ショーネシーが最初に伝え、その後、4ADは声明を発表しています。死因は明らかにされていません。62歳でした。
ヴォーン・オリヴァーは大学でグラフィックデザインを学んだ後、写真家/映画製作者のナイジェル・グリーアソンとともにデザインスタジオ23 Envelopeを共同設立(オリヴァーはその後v23を設立)。1982年から1998年までレコードレーベル4ADと密接な関係を持ち、
ピクシーズ(Pixies)、
コクトー・ツインズ(Cocteau Twins)、
デッド・カン・ダンス(Dead Can Dance)、
モダン・イングリッシュ(Modern English)、
ブリーダーズ(The Breeders)、
Lush、
ペイル・セインツ(Pale Saints)、
ディス・モータル・コイル(This Mortal Coil)など4ADの有名なアルバム・カヴァーのデザインを担当。オリヴァーの作品は、音楽と同じくらい4ADの神秘の一部であり、レーベルの作品を統一感のあるものにしました。4AD以外では
デヴィッド・シルヴィアン(David Sylvian)や
ブッシュ(Bush)などのアルバム・カヴァーもデザインしました。
4ADは声明で敬意を表しています
「ヴォーン・オリヴァーの訃報を知って、私たちは信じられないほど悲しい。彼のような人は他にいなかった。
ヴォーンがいなければ、4ADは4ADではなく、彼のスタイルが20世紀後半にグラフィックデザインを形作るのに役立ったと言っても過言ではない。
レーベルの最初の雇用者である彼は、1980年にモダン・イングリッシュのシングル「Gathering Dust」 の最初のジャケットをデザインした後、ピクシーズ、ブリーダーズ、コクトー・ツインズ、ディス・モータル・コイル、スローイング・ミュージズ、Lush、ペイル・セインツ、TV On The Radio、スコット・ウォーカーなど象徴的な作品を制作した。ガーディアン紙によると、彼のデザインは「抽象的で、夢のような、エレガントなもの」であるという。彼らは間違っていなかった。ヴォーンはレーベルとしての私たちとミュージシャンにアイデンティティと声を与えてくれた。
ヴォーンを恋しく思う。私たちの考えはあなたの家族や友人と一緒です。私たちはあなたを知ることができて幸せで、あなたがしてくれたことに永遠に感謝します」
また訃報を受け、ブリーダーズやピクシーズなどは追悼コメントを発表しています