冒涜か?はたまた奇蹟か?あまりにも見事な融合、完璧な演奏でビートルズの曲をメタリカ風にカヴァーする4人組トリビュート・バンド、ビータリカ(Beatallica)。メタリカのラーズも公認、自らもファンと語るBEATALLICAの笑撃の迷盤3タイトルが2019年10月31日低価格化リニューアル・リリースされることが決定した。リリースされるのは『Sgt. Hetfield's Motorbreath Pub Band』(2007年発表)、『Masterful Mystery Tour』(2009年発表)、『Abbey Load』(2013年発表)の3タイトル。あの愛と平和の賛歌「愛こそすべて」が「血こそすべて」になってしまった「All You Need Is Blood」は、当時ミニ・アルバムでのみリリースされていたが、今回『Masterful Mystery Tour』にボーナストラックとして追加収録されることになった。 “血〜血〜血〜”のコーラスが物議を醸した大笑いの日本語ヴァージョンも収録。ビートルズとメタリカの両方を知っている人なら思わずニヤりとしてしまう、単なるパロディを超えた、愛情前提のユーモアとインパクト絶大な笑撃の作品。メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドそっくりのヴォーカルと本家顔負けのテクニカルな演奏に誰もがびっくり、あり得ない融合、笑えるけど尋常じゃないこだわりのアレンジ、メタリカ・ファン、ビートルズ・ファンともに楽しめる愛情満載の作品となっている。
ビータリカは2001年に冗談で結成され、ネットと口コミで話題沸騰。しかし、権利元からの訴えでウェブサイトが閉鎖に追い込まれ解散の危機に。この措置を撤回するよう求める多数のファンからの抗議文が寄せられ、また、メタリカのラーズ・ウルリッヒがメタリカの顧問弁護士を仲介役に立てて応援。和解の上ウェブサイトが復活するに至った。渦中の彼らが2007年7月にファースト・アルバム『Sgt. Hetfield‘s Motorbreath Pub Band』を発表。「Helvester Of Skelter」では「Helter Skelter」を基調にしながらも所々に「Harvester Of Sorrow」のリフが出現する見事な融合、「Blackened」と「Back In The USSR」が融合した「Blackened The U.S.S.R.」,「Enter Sandman」と「Taxman」が融合した「Sandman」、「...And Justice For All」と「All My Loving」が融合した「...And Justice For All My Loving」など奇跡の融合に誰もが驚き大笑いした。
2009年にセカンド・アルバム『Masterful Mystery Tour』を発表。BEATALLICAファンの間では名曲中の名曲と呼ばれていたもののずっと許諾が出なかった「I Want To Hold Your Hand(抱きしめたい)」をもとにした「I Want To Choke Your Band(首しめたい)」が遂に今作に収録され話題となり、2013年にはサードアルバム『Abbey Load』リリース。あのB面メドレーまでメタリカ風に再現している。