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デヴィッド・ボウイ 亡くなる3ヶ月前まで病気が末期であることを知らなかった可能性が浮上、新ドキュメンタリーで明らかに 

2017/01/07 04:24掲載
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David Bowie - Lazarus
David Bowie - Lazarus
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の晩年に焦点を合わせた新たなオフィシャル・ドキュメンタリー『David Bowie: The Last Five Years』によれば、ボウイは亡くなる3ヶ月前まで自身の病気が末期であることを知らなかった可能性があるとのこと。

英国の新聞ガーディアンによれば、ボウイは自身が末期がんであることを知ったのは、ちょうど「Lazarus」のミュージックビデオを撮影していた時だったそうです。同曲のミュージック・ビデオを監督したヨハン・レンクは同ドキュメンタリーで、ボウイは最初ミュージックビデオを「ただシンプルにパフォーマンス・ビデオにしたい」と言っていたと証言、ヨハンはボウイに「曲名は“Lazarus”だから、あなたはベッドにいるべき」と述べたそうです。ヨハンは「私にとってそれは聖書的な意味(※キリストによるラザロの蘇生)でしかなかったんだけどね。彼が病気であることとは何も関係ないんだよ」「後で分かったことだけど、ちょうど私たちが撮影していた週は、彼が自身の終わりを告げられた時、つまり治療を終わりにして病気が勝ったことを告げられた時だったんだ」と述べています。

この話が事実だとすると、ラスト・アルバム『★(Blackstar)』のレコーディングを行っている時、ボウイは自身の死期が迫っていることを知らなかった可能性があることになります。『★』はボウイからの「別れのプレゼント」として解釈されていますが、それとは矛盾する証言であるだけに話題を集めています。

ドキュメンタリー『David Bowie: The Last Five Years』は英BBC Twoで1月7日に放送されます。