今回の問題は、ロサンゼルスのバンド、スピリット(Spirit)のギタリストで、類似が指摘されている楽曲「Taurus」(1967年作)の作曲者でもある故ランディ・カリフォルニアの遺産管財人が、レッド・ツェッペリン「Stairway to Heaven」のイントロと「Taurus」が似ているとして、レッド・ツェッペリンに対して2014年5月に訴訟を起こしたもの。
この件を担当しているロサンゼルス連邦地裁のゲリー・クラウスナー判事が、「Stairway to Heaven」と「Taurus」は似ているとし、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)とロバート・プラント(Robert Plant)が著作権を侵害したかどうかを陪審が決定すべきと判断。プラントとペイジに対する陪審員による審理/裁判がロサンゼルスの裁判所にて行われています。
遺産管財人によれば、スピリットはレッド・ツェッペリンが1968年に米国ライヴを行った時に前座として起用されたことがあるため、その時に「Taurus」を聴いた可能性があると主張。一方、レッド・ツェッペリン側は“「Stairway to Heaven」のイントロ部分の節回しは一般的なものであり、「Taurus」を使ったわけでもコピーしたわけでもなく、独自に創られたもの”と説明しています。