レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)が1971年に発表した代表曲のひとつ「Stairway to Heaven(天国への階段)」。冒頭のアコースティック・ギターのパートが盗用によるものだと訴えられている問題で新たな進展が。この件を担当しているロサンゼルス連邦地裁のゲリー・クラウスナー判事が、指摘されているスピリット(Spirit)の1967年曲「Taurus」と似ているとし、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)とロバート・プラント(Robert Plant)が著作権を侵害したかどうかを陪審が決定すべきと判断しています。ロバート・プラントとジミー・ペイジに対する陪審員による審理/裁判はロサンゼルスにて5月10日に予定されています。
今回の問題は、ロサンゼルスのバンド、スピリットのギタリストで、「Taurus」の作曲者でもある故ランディ・カリフォルニアの遺産管財人が、ZEP「Stairway to Heaven」のイントロと「Taurus」が似ていると、ZEPに対して2014年5月に訴訟を起こしたもの。
遺産管財人によれば、スピリットはZEPが1968年に米国ライヴを行った時に前座として起用されたことがあるため、その時に「Taurus」を聴いた可能性があると主張しています。レッド・ツェッペリン側はこれに対して“「Stairway to Heaven」のイントロ部分の節回しは一般的なものだ”と説明しています。