ニール・ヤングが300万ドルの自己資金を投じ制作。DEVOのメンバーが働いている廃棄処理場のある街がボブ・ディランの「風に吹かれて」を歌えないほど放射能で汚染されている中、主人公の自動車修理工が夢の中でネイティヴ・アメリカンと一緒に歌ったりコンサートを開くが、最後には原発事故が起こり地球が終わってしまう。ニール・ヤングは本映画をきっかけとしてDEVOのマーク・マザーズボウの助言と影響により、1979年のアルバム「RUST NEVER SLEEPS」を発表、当時台頭してきていたパンクロックへの共鳴を示すようなアルバムとなった。その中でも永遠に残る代表曲となったのが「Hey Hey, My My」。本作の劇中ではニール・ヤングとDEVOの面々がこの曲で激烈な演奏を見せている。初公開は1982年だが、2014年のトロント映画祭にて突如ディレクターズカット版が登場。今回がめでたく日本初公開となる。