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自作のドラムセットでドリーム・シアター等を演奏するインドネシアの男性ドラマーにマイク・ポートノイが新しいドラムセットをプレゼント

2021/03/17 14:00掲載
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Deden Noy
Deden Noy
自作のドラムセットでドリーム・シアター(Dream Theater)等をカヴァーしているインドネシアの男性ドラマーにドラムセットを贈るための資金を集めるクラウドファンディング・キャンペーンが昨年開始。まだ目標額に達せず、このままキャンペーンが終わってしまうかと思われていたところ、この話を聞いた元ドリーム・シアターのマイク・ポートノイ(Mike Portnoy)が彼に新しいドラムセットをプレゼントしています。

このインドネシアの男性ドラマーの名前はデデン・ノイ(Deden Noy)。ドリーム・シアターやラッシュなどの楽曲を自作のドラムセットでカヴァーしている映像が話題となっていました。

クラウドファンディングのGoFundMeで、彼にドラムセットを贈るための資金を集めるキャンペーンを開始した発起人のレナン・サンチェスは、

「数日前、Facebookでデデンに出会った。ミュージシャンであり、ドリーム・シアターの大ファンである私は、デデンの忍耐力とスキルには本当に驚かされました。彼は、このような状況でも、人間が美しいことをできるという証拠です。ビデオの中で、彼は“Dance Of Eternity”を演奏していますが、これはテクニックや拍子記号の変化を考えると、間違いなく演奏するのが最も難しい曲の1つです。

デデンはインドネシア西部に住んでいて、一番近い楽器店はジャカルタまで車で20時間かかります。私たちは彼をそこに連れて行ってくれる人を手配することができました。私はどうしても彼に素晴らしいドラムセットを贈りたいのです」

と説明しています。しかし、キャンペーンは目標額の1000ドルに届かずにいました。

そんななかマイク・ポートノイは、新しいドラムセットがまもなくインドネシアに到着するとSNSで報告しています。

「過去数週間、デデン・ノイが自作のドラムセットで俺の曲を演奏しているというリンク付きのメッセージを世界中の人々から何百件(おそらく数千?)も受け取ったんだ。彼の才能は本当に素晴らしいもので、Tama(ドラムブランドTAMA Drums)とSabian(シンバルブランドSABIAN Cymbals)の素晴らしいサポートのもと、彼に新しいセットとシンバルを用意しているところです」

その後の投稿では

「うれしいコメントばかりで感謝していますが、俺のアイデアをサポートしてくれたTamaとSabianの偉大な人々の功績も同様に大きいと思う。実際、“力仕事”に対処しなければならないのは彼らです。これでみんな、俺にリンクを送るのをやめてくれるよね!」

と投稿しています。

以下はデデン・ノイによるパフォーマンス映像