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デヴィッド・ボウイ「The Man Who Sold The World [2020 Mix]」の新規制作リリックビデオ公開

2020/11/07 00:14掲載
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David Bowie / Metrobolist
David Bowie / Metrobolist
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)が1970年11月にリリースしたアルバム『The Man Who Sold the World(邦題:世界を売った男)』。発売50周年を記念して、当初予定されていたアルバム・タイトルとアートワークを採用した50thアニヴァーサリー・エディションがリリース。このエディションから「The Man Who Sold The World [2020 Mix]」の新規制作リリックビデオが公開されています。



このエディションはYouTubeほかで聴けます







このエディションは海外で11月6日発売。リイシュー元はParlophone Records。

『The Man Who Sold the World』はもともと『Metrobolist(メトロボリス)』というタイトルでリリースされる予定で、オリジナル・ステレオ・マスター・テープにも『Metrobolist』というラベルが貼られていましたが、最終的にマーキュリー・レコーズはボウイの承認なしにリリース直前でタイトルを変更しています。『Metrobolist』という名前は、フリッツ・ラング監督の映画『メトロポリス(Metropolis)』(1927年)にちなんでいます。

今回の50周年記念盤はオリジナル・プロデューサーのトニー・ヴィスコンティ(Tony Visconti)が新たにリミックスを担当しています。ただし、「After All」に関しては、トニーは現状で完璧だと考えており、2015年のリマスター・ヴァージョンを収録しています。

また50周年記念盤のアートワークは、マーキュリーがリリースを拒否した『Metrobolist』のオリジナル・アートワークを手がけたマイク・ウェラーによって制作されています。

『The Man Who Sold the World』が最初にアメリカでリリースされた時には、『Metrobolist』のオリジナル・アートワークのデザイン要素をいくつか使用したアートワークでしたが、翌71年にイギリスでリリースされた時には、それは使われず、イギリスの写真家キーフの撮影によるソファーに横たわるドレス姿のボウイの写真が使用されています。


『The Man Who Sold the World』1970年アメリカ盤


『The Man Who Sold the World』

今回の50周年記念盤のアナログレコードは、見開きジャケットになっており、写真家キーフが行ったドレス撮影セッションからの未公開画像も掲載されています。

ボウイがもともと希望していたオリジナル・コンセプトに近い形でリリースされる今回の50周年記念盤。CD、デジタル/ストリーミング、アナログレコードでリリースされます。

アナログ盤は180グラム重量盤ブラック・ヴァイナルでプレスされますが、手書きの番号付きカラーヴァイナルがランダムで入っています。カラーヴァイナルは2020枚限定で、ホワイト・ヴァイナルは1〜1970番、ゴールド・ヴァイナルは1971〜2020番。



以下は以前に公開された映像

アルバム『The Man Who Sold the World』50周年記念盤のトレーラー映像
■『Metrobolist (a.k.a. The Man Who Sold the World)』

1. The Width of a Circle
2. All the Madmen
3. Black Country Rock
4. After All
5. Running Gun Blues
6. Saviour Machine
7. She Shook Me Cold
8. The Man Who Sold the World
9. The Supermen