スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)が自身の新レーベル、So What the Fuss Musicを設立。新曲2曲「Can't Put It In The Hands of Fate」「Where Is Our Love Song」を公開しています。
新レーベルは、モータウン・レコードでキャリアの全てを過ごしてきた70歳のレジェンドが、新たにパブリック・レコード(Republic Records)と提携して立ち上げたもの。スティーヴィーは現在もユニバーサル・ミュージック・グループ・ファミリーに残っています。このレーベルの名前は、2005年にリリースしたプリンスとのコラボレーション曲「So What the Fuss」に由来しています。
今回、次男ムンダス・ワンダーの誕生日を記念して発表された新曲にはそれぞれゲスト・ミュージシャンがフィーチャリング参加しており、「Can't Put It In The Hands of Fate」ではRapsody、Cordae、Chika、Busta Rhymes、「Where Is Our Love Song」ではゲイリー・クラーク・Jr(Gary Clark Jr.)をフィーチャーしています。。どちらもスティーヴィー・ワンダー自身が作詞作曲とプロデュースを担当しています。
「Where Is Our Love Song」は、世界が歴史的課題に直面している今、何が必要なのかを明らかにした楽曲。「希望の言葉、平和への祈り、そして切実に求められている愛の歌は、一体どこにあるか?」という問いを、リスナーに投げかけています。
新曲についてスティーヴィーは、「今の時代、私達はこの国と世界に向けられる、最も痛烈なモーニングコールと叫びを聞いている。どうか、愛と平和と団結の必要性について耳を傾けてほしい。」とコメント。また「Where Is Our Love Song」からの収益は全て、米国を拠点とする非営利団体「フィーディング・アメリカ」へ寄付することも発表しています。
スティーヴィーがモータウン・レコードから独立して音楽をリリースするのは、1961年以来。彼は記者会見で、EPと、Through the Eyes of Wonderというタイトルの別のプロジェクトについても話をしましたが、リリース日はまだ明らかにされていません。