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ビートルズの初期デモをめぐる争いが法廷へ、約7億円の価値があると報道

2020/06/15 16:42掲載
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The Beatles
The Beatles
ビートルズ(The Beatles)が、リンゴ・スター加入以前の1962年6月6日に行った、英ロンドンのアビー・ロード・スタジオでの初セッション。「Love Me Do」の演奏も含まれていたという、このセッションは十分な出来ではないと判断され、EMIはサウンドエンジニアのジェフ・エメリックに破棄するように命じましたが、エメリックはロサンゼルスの自宅の金庫に密かに保管していたという。エメリックが2018年10月に亡くなった後、このセッションの録音が発見されています。

英The Sun紙は、このデモテープが誰のものかを巡って、2012年にEMIを買収したユニバーサル・ミュージック・グループとエメリックの遺族との間で法的な争いになっていると報じています。法廷闘争は6月16日にカリフォルニアで始まる予定です。

同紙によると、このデモには500万ポンド(約6億6830万円)の価値があると言われています。ユニバーサル・ミュージック・グループはデモの返還を求めています。エメリックの遺族は「ファインダーの法則(見つけた人が持ち主)により、これを保持する権利がある」と主張。対して、ユニバーサルは「エメリックはEMIから録音を破棄するように言われていたため、このケースではそれは適用されない」と主張しています。

ある関係者は英The Sun紙に「驚くべき発見だ。500万ポンドと推定されているが、もっと価値があるかもしれない」「破壊されることを望んでいたにもかかわらず、ユニバーサルは数年後になってもそれを取り戻したいと思っている。彼らは、この発見がどれだけ大きいか知っています」と語っています。