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レッド・ツェッペリン 「天国への階段」著作権侵害訴訟で再び勝訴

2020/03/10 05:34掲載
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Led Zeppelin / Led Zeppelin IV
Led Zeppelin / Led Zeppelin IV
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)「Stairway to Heaven(邦題:天国への階段)」のオープニングのギター部分が盗作だとして訴えられた裁判で、サンフランシスコの第9巡回区控訴裁判所は3月9日、盗作には当たらないと判断した2016年の連邦地裁の評決を支持すると発表、レッド・ツェッペリンが長年にわたる著作権侵害訴訟で再び勝訴しています。

この裁判は、ロサンゼルスのバンド、スピリット(Spirit)のギタリスト、故ランディ・カリフォルニア(本名:ランディ・ウルフ)の遺産に関する相続代理人が、「Stairway to Heaven」のオープニングのギター部分は、スピリットの楽曲「Taurus」(1968年作)を盗作したと主張し、2014年に著作権侵害で訴えています。

レッド・ツェッペリンとスピリットは、「Taurus」が書かれた後に一緒にライヴを行っており、代理人はジミー・ペイジがトーラスの生演奏を聴いた後に「Stairway to Heaven」のリフを書いたと述べ、この2曲はコード進行が似ていると主張しています。

対してツェッペリン側はジミー・ペイジが出廷するなどして反論、全面的に争っています

2016年6月、ロサンゼルス連邦地裁の陪審は著作権侵害に当たるほどの類似性はないと判断。

2018年9月、第9巡回区控訴裁判所は、地裁の裁判官が陪審員らに不正確な説明を行っていたとして地裁に審理のやり直しを命じますが、2019年6月に判断に誤りがあったとして控訴裁判所で再審理するとの決定を下していました。

そして2020年3月、第9巡回区控訴裁判所の11人の陪審団は、盗作には当たらないと判断した2016年の連邦地裁の評決を支持するという判決を9対2で下したことを発表しています

Led Zeppelin - Stairway to Heaven


Taurus- Spirit