HOME > ニュース >

フレディ・マーキュリーの3CD+Blu-ray+DVDボックスセット『Never Boring』が10月発売

2019/09/05 16:45掲載(Last Update:2019/09/06 04:28)
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Freddie Mercury / Never Boring
Freddie Mercury / Never Boring
クイーン(Queen)フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)のCD3枚+Blu-ray+DVDのボックスセット『Never Boring(邦題:ネヴァー・ボーリング – フレディ・マーキュリー・コレクション)』が海外、日本で10月11日発売。リリース元はHollywood Records/Mercury Records。

CD3枚は、新たなソロ・コンピレーション・アルバム『NEVER BORING』、ソロ・アルバム『MR. BAD GUY』の新しくミックスされたスペシャル・エディション、フルオーケストラを特徴とするソロ・アルバム『BARCELONA』のスペシャル・エディションの計3枚。

新たなソロ・コンピレーション・アルバム『NEVER BORING』には、フレディの誕生日(9月5日)にあわせ、新たなミュージックビデオが公開された「Love Me Like There’s No Tomorrow」、先日リリースされた「Time Waits For No One」なども収録されます。『NEVER BORING』は単品CD、レコード盤、デジタルおよびストリーミングサービスでもリリースされます。

Blu-rayとDVDには、プロモーション・ビデオ、ライヴ・パフォーマンス、インタビューなどを収録。プロモーション・ビデオはオリジナルの35mmフィルムから再構築されています。

ボックスには、レアで未公開の写真も多く掲載した120ページのハードカバー本や、フレディのイメージが使った両面ポスターも付属されます。



「Love Me Like There’s No Tomorrow」のミュージックビデオ


「Time Waits For No One」。ミュージックビデオ


以下プレスリリース訳(訳:ユニバーサルミュージックジャパン)


象徴的。無比。掛け替えがない。だが決して、決して飽きさせることがない。フレディ・マーキュリーの精神は、忘れることのできない彼の生涯と同じように、今日のポピュラー音楽界においても尚、その中心に存在している。伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』の全世界興行収入が10億米ドル近くに達し、世界的に目覚ましい成功を収めたことは、クイーンの究極のロック・フロントマンとして君臨したフレディの存在感を改めて示す強力な証拠となった。そして今回、彼の音楽の才能と情熱とを余すところなく網羅し、ポップから、オペラ、さらにその先の世界へと踏み込んだ、忘れることのできない痕跡を紹介する、二つとない素晴らしい作品がリリースされる。

2019年10月11日、ハリウッド・レコード(北米)及びマーキュリー・レコード(北米を除く全世界)からリリース予定のボックス・セット『ネヴァー・ボーリング』(原題:Never Boring)は、フレディ・マーキュリーの音楽、ヴィジュアル、書き言葉と話し言葉から、特別に選び抜いた素材を一堂に集めた初の作品だ。これは、死後30年近く経った今でも、フレディがこれほどまでに愛される存在である理由について、新旧ファンの記憶を呼び起こすためのコレクションである。フレディが、シンガー兼ソングライターかつパフォーマー、そして人間として類い稀であったということを思い出させてくれる、このボックス・セット。彼のソロ作品の数々をまとめたこの特別なコレクションには、彼の持っていた特別な魔法が永続的な形で収められている。

本作は、クイーンで長年サウンド・チームを務めてきたジャスティン・シャーリー=スミスと、クリス・フレドリクソン、ジョシュア・J・マクレイが細心の注意を払って編集・制作を担当。彼らは映画『ボヘミアン・ラプソディ』の公式サウンドトラック・アルバムでも共同プロデュースを行っている。2018年から2019年にかけて、最大級の売り上げを記録し大ヒット作となった同アルバムは、2018年11月のリリース以来、全英チャートで上位をキープしており、米国ではクイーンのアルバムとしては、この38年間で最高のセールスを記録した。

入手可能な限り最高のオリジナル音源を元にした、今回の『ネヴァー・ボーリング』完全版コレクションに含まれているのは、全32曲収録の3枚組CDの他、プロモーション・ビデオとインタビューを収録したBlu-rayとDVD、 120ページに及ぶ10インチ四方サイズのハードカバー写真集(写真の多くは希少かつ未公開)、フレディ自身の見解や名言から選んだ引用文、そして20世紀フォックス映画『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ役を演じ、オスカーを獲得したラミ・マレックによる序文だ。また、フレディの画像と、共感覚アーティストのジャック・コールターが楽曲「Mr. バッド・ガイ」に触発されて制作したオリジナル作品を含む、両面ポスターも封入されている。

3枚組CDのうち1枚目は、フレディの偉大なソロ・パフォーマンスの多くを新たにまとめた12曲入りコンピレーション。2枚目は、アルバム『Mr. バッド・ガイ』を新しくミックスし直した11曲入りのスペシャル・エディション。そして3枚目は、フル・オーケストラをフィーチャーした、2012年発表の9曲入りアルバム『バルセロナ』スペシャル・エディションだ。フレディのプロモ・ビデオや、彼がモンセラート・カバリェと共演したステージ・パフォーマンスが収められているBlu-rayとDVDのうち、8本の映像はオリジナルの35mmフィルムから苦心して新たに組み直したもので。視覚的にも音的にもこれまでで最高の品質を提供している。

またこの3枚のアルバムは、CD盤、海外ではアナログ・レコード盤もリリースされ、さらにダウンロード版及びストリーミング・サービスを通じて、それぞれ個別に購入・聴くことも可能だ。

ボックス・セット『ネヴァー・ボーリング』に収録されている曲とプロモーション・ビデオの多くは、独ミュンヘンでアルバム『Mr. バッド・ガイ』をレコーディングしていた1984年後半から、1988年10月8日にバルセロナのモンジュイックの丘で開催された特別フェスティバルに出演した際の、フレディ最後のステージ・パフォーマンスまでの間にレコーディングされたものとなっている。このフェスは、スペインの国王夫妻臨席のもと、バルセロナでオリンピック旗の歓迎セレモニーが行われた際に、特別に開かれた公演であった。

「様々なアイディアが湧き上がっていたんだ」と、かつて説明していたフレディ。「探求したい音楽の分野が沢山あって、それはクイーン内ではあまりやれないことだったんだ。例えばレゲエのリズムを扱いたいと思ったりね。実際、何曲かオーケストラと一緒にやったりもしたよ」

今回のボックス・セット、および1CDの『ネヴァー・ボーリング』には、近年発掘され、インターネットで話題を呼んだ、デイヴ・クラークのプロデュースによるトラック「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」が含まれている他、一度聴くと病みつきになる隠れた名曲「明日なき愛」などが収められ、不朽の名声を与えられている。

『ネヴァー・ボーリング』と「Mr. バッド・ガイ』の各アルバムに収録されている、”2019年スペシャル・エディション”の全トラックでは、サウンド・チームであるジャスティン・シャーリー=スミス、ジョシュア・J・マクレイ、クリス・フレドリクソンが、入手可能な最高のオリジナル素材を使用。以前リマスターとミックスが施されたテープではなく、オリジナルのマルチ・トラックテープに立ち返り、フレディのオリジナル・ヴァージョンに忠実な新しいミックスを構築。フレディが生きていた1980年代には元来使えなかったかもしれない時間とリソースとテクノロジーとを活用した。そのすべてにおいて、フレディの驚異的なボーカル・レンジを見せつける、究極のクオリティのオリジナル音源が提供されている。

アルバム『バルセロナ』スペシャル・エディションは、同様の方法で2012年に作り直されていたが、多くの人が当時見落としていたのは、2012年版では以前のインストゥルメンタル・トラックを、オリジナル・アルバムで使用されていたシンセサイザーやドラム・マシーンではなく、新たに生のシンフォニック・オーケストレーションとパーカッションに置き換えていたことだった。

クイーンのオーケストラ・アレンジャーを務めるスチュアート・モーリーの手により特別にアレンジが施され、80人編成のプラハ・フィルムハーモニック管弦楽団が交響曲のスコアを奏でる一方、クイーンのロジャー・テイラーの息子であるルーファス・テイラーが「ゴールデン・ボーイ」と「ハウ・キャン・アイ・ゴー・オン」でドラムを演奏。ジョン・ディーコンもまた後者でベースギターを担当している。アルバム『バルセロナ』スペシャル・エディションは今、フレディとモントセラートのファンに再発見されるのを待っているところだ。

オーディオ・トラックを再構築した時と同様の細心の注意を払って、フレディの全オリジナル・プロモーション・ビデオも、今回復活を果たしている。

フレディのオリジナル絵コンテから新たにプロモ・ビデオを作成し直すため、プロモのうち8本は、オリジナルの35mmで撮影されたラッシュフィルムから完全に再構成を行い、可能な限りベストな解像度と音質を提供。そのため、チームは全てのラッシュフィルムを調べて、フレディが最初に選んで使用した映像と完全に一致するものを見つけ出し、その後、当時使用されていた特殊効果を再現する必要があった。プロモのうちの幾つかでは、損傷または欠落したコマをアーティストが手作業で復元するなど、相当な補修作業も求めらている。

ボーナス・ビデオには、1987年5月にク・クラブ(現在のプリヴィレッジ・イビサ)にて生の観客を前に披露された、フレディとモンセラート・カバリェによる「バルセロナ」の初演が含まれている。「ザ・グレート・プリテンダー」のエクステンデッド・ヴァージョンには、非常にスペシャルなフレディのバッキング・シンガー達、つまりロジャー・テイラーと、ピーター・ストレイカー、そしてフレディ自身がドラァグ・クイーンに扮している舞台裏の映像も収録。さらに、フレディとデイヴ・クラークが「Time」について語るインタビュー映像も入っている。

「ザ・グレート・プリテンダー」ではロジャー・テイラーがバッキング・ヴォーカルを務めているが、クイーンのメンバーによる『ネヴァー・ボーリング』への貢献は、それだけに留まらない。ロジャーは「ラヴ・キルズ」でパーカッションも担当。同曲では、リード・ギターにブライアンメイ、リズム・ギターにジョン・ディーコンも参加している。また前述の通り、ジョンは「ハウ・キャン・アイ・ゴー・オン」でもベースを弾いている他、ブライアンは「シー・ブロウズ・ホット&コールド」でギターを演奏している。

『ネヴァー・ボーリング』のパッケージ全体に反映されているのは、フレディの多彩な趣味と人生に対する愛だ。彼自身はこうも語っていた。「二番目に良いもので満足する人もいるけれど、僕には無理だね。僕にとってそれは負けなんだ。ナンバー1を味わってしまったら、ナンバー1では物足りなくなる」

映画『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ役を演じ、世界中の主要な賞で最優秀俳優賞を獲得したラミ・マレックは、次のように述べている。「『ネヴァー・ボーリング』は、あなたの人生にフレディの一部を連れてきてくれる。このコレクションがそばにあれば、フレディ・マーキュリーの音楽やイメージ、そして彼の人生の一端から、インスピレーションを与えてもらえると思うんだ。僕にとってそうだったようにね」

「皆に覚えておいてもらえたら嬉しいんだけれど、あなたの唯一無二の個性は天からの贈り物なんだ。そしてそれで何をするかは、あなたから世界への贈り物であるということ。フレディのように、台風の目の中にいながらにして笑うことだって出来るし、人生が悪い状況にあっても、そこに希望の兆しを見出すことに集中することだって出来る。大胆に生き、そして何より重要なこととして、“決して飽きることのない”人生を送ることって出来る、そうあってほしいと僕は願っているよ」
■『Never Boring』

Track listings:

●NEVER BORING

The Great Pretender

I Was Born To Love You

Barcelona

In My Defence

Love Kills

How Can I Go On (Single Version)

Love Me Like There’s No Tomorrow

Living On My Own (Radio Mix)

The Golden Boy (Single Edit)

Time Waits For No One

She Blows Hot And Cold

Made In Heaven

●MR. BAD GUY - SPECIAL EDITION

Let’s Turn It On

Made In Heaven

I Was Born To Love You

Foolin’ Around

Your Kind Of Lover

Mr. Bad Guy

Man Made Paradise

There Must Be More To Life Than This

Living On My Own

My Love Is Dangerous

Love Me Like There’s No Tomorrow

●BARCELONA - SPECIAL EDITION

Barcelona

La Japonaise

The Fallen Priest

Ensueño

The Golden Boy

Guide Me Home

How Can I Go On

Exercises In Free Love

Overture Piccante

●NEVER BORING - BLU-RAY / DVD

Made In Heaven

The Great Pretender

Living On My Own

Barcelona

I Was Born To Love You

Time Waits For No One

In My Defence

Living On My Own (Radio Mix)

The Golden Boy (La Nit performance, Barcelona)

How Can I Go On (La Nit performance, Barcelona)

Barcelona (La Nit performance, Barcelona)

☆Bonus Videos

Freddie Mercury & Dave Clark “Time” Interview

The Great Pretender (Extended Version)

Barcelona (Ku Klub performance, Ibiza)