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英政府、デヴィッド・ボウイが50年前にコンサートを行ったロンドンの野外ステージを重要建造物に指定

2019/08/17 14:56掲載
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Bowie Bandstand gets Grade II listing on 50th Anniversary
Bowie Bandstand gets Grade II listing on 50th Anniversary
イギリス政府は、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)が50年前にコンサートを行ったロンドンの野外ステージを、保護が必要な歴史上重要な建築物として「指定建造物」の「2級(Grade II)」に指定しています。

ボウイは、発表のちょうど50年前に当たる1969年8月16日、英ロンドン南東部のベックナムにある公共公園クロイドン・ロード・レクリエーション・グラウンドの野外ステージで、フリー・フェスティバル<Growth Summer Festival>を開催しています。

当時ボウイは22歳で、このコンサートの直前には初期の代表作のひとつである「Space Oddity」を発表しています。

このイベントは、アルバム『Space Oddity』(1969年11月発売)に収録された「フリー・フェスティバルの思い出(原題:Memory Of A Free Festival)」を書くきっかけとなり、同曲は翌70年に2部構成のシングル(「Memory Of A Free Festival Part 1」「〜Part 2」)としてもリリースされています。

イギリス政府の政務次官(デジタル、文化、メディア、スポーツ部門)であるレベッカ・パウは今回の指定について次のように述べています。

「デヴィッド・ボウイは文化的象徴であり、ベックナムの“ボウイ・バンドスタンド(Bowie Bandstand)”での彼のパフォーマンスから50年後に、彼が音楽と文化に与えた影響をこのような形で記憶するのは正しいことです。我が国の音楽業界は大きな成功を収めており、デヴィッド・ボウイのようなアーティストは、世界中の人々が英国をどう見ているかについて常に重要な役割を果たし、私たちの豊かな歴史と文化を体験し楽しむために毎年何百万人もの訪問者を惹きつけるのに貢献しています」

●クロイドン・ロード・レクリエーション・グラウンドの野外ステージ




「フリー・フェスティバルの思い出(原題:Memory Of A Free Festival)」