Led Zeppelin / Led Zeppelin IV
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)「Stairway to Heaven(邦題:天国への階段)」のオープニングのギター部分が著作権を侵害しているとして訴えられた裁判で、米連邦高等裁判所(米連邦控訴裁判所)は9月28日、新たな評決を下しています。
この裁判は、ロサンゼルスのバンド、スピリット(Spirit)のギタリスト、故ランディ・ウルフの遺産管財人が、「Stairway to Heaven」はスピリットの楽曲「Taurus」(1967年作)をコピーしたものとし、著作権侵害で訴えているもの。
今から2年前の2016年6月、ロサンゼルス連邦地裁の陪審は著作権侵害に当たるほどの類似性はないとの評決を下しましたが、ランディ・ウルフの遺産管財人がこれを不服とし、上訴していました。
AP通信によれば、第9巡回区の米連邦高等裁判所(米連邦控訴裁判所)の3人の裁判官は9月28日、ロサンゼルス連邦地裁の裁判官が間違った陪審命令を出したと満場一致で裁定。裁判に欠陥があるとして、裁判所に審理しなおすことを命じています。
米連邦高等裁判所の裁判官は、ロサンゼルス連邦地裁では担当判事が陪審員に対して音楽要素に関する適切なアドバイスをし損ね、また著作権について誤った説明をした、と説明しています。
Led Zeppelin - Stairway to Heaven
Taurus- Spirit